ポジウィル、キャリア相談サービスで事業拡大を図る資金調達を実施

ポジウィルが目指す新しいキャリア形成

ポジウィル株式会社は、2017年に設立されたキャリア相談サービスを運営する企業です。彼らは、「そうだんドットミー」と「ゲキサポ！転職」という二つの有料サービスを展開しています。これらのサービスは累計で1,000人以上に利用され、特に「ゲキサポ！転職」はリリース以来多くの問い合わせを受けており、非常に高い人気を誇っています。このサービスは、2ヶ月間に30万円の料金で提供されるため、高単価ではありますが、その対価として受け取るサポートや情報の質がユーザーに評価されています。

資金調達の背景

最近、ポジウィルはさらに成長を目指し、複数の個人投資家から資金を調達しました。この資金は、新たな人材の採用やサービスの開発、マーケティング費用に使われる予定です。ポジウィルは、転職市場において個人のニーズに寄り添ったサービスの提供を通じて、ユーザーが真に必要とする情報を得られるようにサポートを続けていく考えです。

特にポジウィルは、現在の転職市場では企業側が主導権を握り、個人のニーズが見落とされがちであることに懸念を抱いています。求職者が自分の意志でキャリアを選べるよう、多角的にサポートすることが求められています。

投資家の期待

この資金調達には、ベンチャーキャピタル「STRIVE」が携わっています。STRIVEは約400億円の資産を運用しており、アーリーステージの企業に対し、持てる知見とネットワークを活かした支援を行っています。STRIVEの代表パートナーである堤達生氏は、「誰もが不安を抱える時代において、相談相手がいるだけで救われることが多い」と述べ、ポジウィルがもたらす可能性に期待を寄せています。また、ファンコミュニケーションズの代表取締役社長、柳澤安慶氏は、ポジウィルのアプローチが転職者に特化しており、業界に新しい風を吹き込むことに魅力を感じているとコメントしました。

代表者の紹介

ポジウィルの代表である金井芽衣氏は、法政大学でキャリアデザインを学び、リクルートキャリアにて法人営業を経験した後、ポジウィルを設立しました。彼女は国家資格キャリアコンサルタントでもあり、専門知識をもとに個々のキャリア相談にあたっています。将来的には、より多くの人々に対してライフサポートを行えるような組織作りを目指しているとのことです。