食品寄贈の新モデル
2026-04-07 12:58:50

食品の寄贈促進!ステナスが挑む食品ロスと貧困解決の実証実験

食品の寄贈促進!ステナスが挑む食品ロスと貧困解決の実証実験



近年、食品ロスとこどもの貧困という二つの深刻な社会問題が浮き彫りになってきています。この問題解決に向けて、一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(SFA)とネッスー株式会社、ライフコーポレーション、東急ストアの連携による食品マッチングプラットフォーム『ステナス』が注目されました。2025年10月から11月にかけて行われた実証実験で、『ステナス』がどのように社会に貢献できるのか、その成果と取り組みを詳しく見ていきましょう。

ステナスとは何か?


『ステナス』は、食べられるにもかかわらずスーパーマーケットで販売できなくなった生鮮食品や日配食品を、マッチングプラットフォームを通じて消費者に提供する仕組みです。対象となる消費者は、ひとり親世帯や奨学金を受給している学生、こども食堂などです。

食材はリアルタイムでマッチングされ、受給対象者が手に入れやすい価格で提供される点が特徴です。この取り組みは、環境省の支援のもと、食品ロスの削減と子どもの貧困問題の同時解決を目指しています。

実証実験の概要


この実証実験は、2025年の10月6日から11月30日まで行われ、ライフの複数店舗と東急ストアの中目黒本店が参加しました。具体的には、賞味期限や消費期限が当日中の農産物や水産物、加工肉などが提供されました。価格は通常の店頭価格の60〜75%引きで、さらには特定の条件を満たす場合にはさらに50%引きされるという、ソーシャル・プライシングが適用されました。

実証実験の成果


実証期間中に、428名が利用登録を行い、その内82名が実際に購入を行いました。ここで最も注目すべきは、食品廃棄量の削減です。平均して42%の食品がマッチングされ、特にインストアベーカリーや加工肉のマッチング率が高いことが確認されました。

たとえば、ライフの西蒲田店は最終週のマッチング率が77.9%に達し、目標の80%に迫る成果を見せました。これは、出品の幅広さや視認性の高い設置場所が影響したと考えられます。

さらに、参加者たちから寄せられたエピソードも感慨深いものでした。たとえば、普段は手が出せない高級な魚やフルーツが手に入ることで、子どもたちが「美味しい!」と嬉しそうに食べる様子が見られました。安価での購入が可能になったことで、栄養バランスの取れた食事に余裕を持つことができたという声もあります。

今後の展望


SFA は、今後もこのような食品マッチングの仕組みをさらに広めていく予定であり、なぜ捨てられる食品がありながら、一方で食の課題を抱える人々がいるのかという不均衡な状況を改善していくための取り組みを続けていく所存です。

子どもたちの未来を守るためには、社会全体がこの問題に目を向け、行動を起こす必要があります。『ステナス』は、その一助としての役割を果たし続けるでしょう。これからも、食品の寄贈という形での社会貢献が重要なテーマとして扱われていくことを期待しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人サステイナブルフードチェーン協議会
住所
東京都千代田区神田神保町3-8専修大学商学部渡辺達朗研究室
電話番号

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