ZenmuTech、ドローン安全向上に挑む
株式会社ZenmuTechは、近年のドローン技術の飛躍的な進展を背景に、ドローンの安全性向上を目指しています。そのために、同社は「公益財団法人 新産業創造研究機構(NIRO)」が運営する「NIROドローン利活用プラットフォーム」に参加しました。この取り組みは、急増するドローン活用の中で、データのセキュリティ強化を図るものです。
ドローンのセキュリティへの挑戦
ドローンによる業務効率化や新しい産業の創出が期待される一方で、データの保護は大きな課題です。特に、無人航空機による目視外飛行の運用が増加する中で、飛行データや個人情報など、扱う情報量も飛躍的に増加しています。これに伴い、安全なデータ管理の手法が求められています。特に、2022年12月から施行された有人地帯での目視外飛行レベル4が本格的に運用される中で、データ保護の必要性が一層高まっているのです。
秘密分散技術によるデータ保護
ZenmuTechが注目する「秘密分散技術」は、データを小さな分散片に分け、それぞれを異なる環境で保管することでデータ流出のリスクを軽減します。この技術は、従来の暗号化に代わってデータのセキュリティを確保する新しい手法として、急速に認知されつつあります。分散したデータ片は、意味を持たず、それ単独では情報を復元できないため、攻撃を受けても安全性が確保されます。
ZILの開設と新たな試み
今年1月には、ZenmuTechは「ZENMUイノベーションラボ(ZIL)」を開設しました。ZILは、パートナーである企業や大学、研究機関と協力し、秘密分散技術を用いた新たなアイデアのプロトタイピングや検証を行う場です。革新的なアイデアを市場に素早く投入するための取り組みとして、本ラボは重要な役割を果たしています。
NIROとの協業で新たな価値の創出を目指す
今回のNIROドローン利活用プラットフォームへの参画により、ドローンの利用促進と安全性の確保に向けた共同研究や開発が期待されます。ZenmuTechは、参加企業と協力することで、自社の技術を活かし、社会の基盤としてのドローンの付加価値をさらに向上させていく方針です。
会社情報とサービス
ZenmuTechは、主に以下の製品・サービスを提供しています。
- - ZENMU Engine: 秘密分散技術をベースにしたソフトウェア開発キット
- - ZENMU Virtual Drive: PCからの情報漏洩を防ぐ技術
- - QueryAhead: 秘匿計算データベースプラットフォーム
これらのソリューションにより、ZenmuTechはより高いセキュリティを実現し、顧客のニーズに応えるための革新を追求する企業です。今後も、技術の進化とともに、社会のより良い未来に貢献していくことを目指しています。
お問い合わせ
詳細については、ZenmuTechの公式サイトやお問い合わせ先をご参照ください。: