市民参加型アートイベント「古都祝奈良2025-2026」が開催！

市民参加型アートイベント「古都祝奈良2025-2026」

奈良市で行われる「古都祝奈良2025-2026」は、市民が参加できるアートイベントとして注目を集めています。このイベントは、平成28年度の「東アジア文化都市2016 奈良市」の開催を記念して、奈良市アートプロジェクトとしてスタートしたもので、今回で9回目を迎えます。アートと市民の交流が見込まれる4つのプログラムが用意され、特に「演劇」「美術」に加えて新たに「メディアアート」のカテゴリーも登場します。

プログラム内容

1. まちなか舞台

- 日時: 10月25日（土）・26日（日）
- 場所: 旭水公園、ならまちセンター、奈良市役所

「まちなか舞台」は、奈良の豊かな歴史を生かした演劇プログラムであり、無料で観覧できます。昨年から開始されたこのプログラムでは、若手からベテランの個人や団体が集まり、テーマ「今ならこれ奈良」に沿った作品を披露します。市街地での生の舞台芸術が楽しめる貴重な機会です。

2. パフォーミングアーツワークショップ

- 日時: 11月15日（土）・16日（日）午後1時～5時
- 場所: 奈良市音声館ホール

中学生と高校生を対象にしたこのワークショップでは、演劇未経験者でも参加できる内容が用意されています。初日は自己表現を中心としたプログラムで、2日目には演じることから創作まで体験できる内容となっています。自己表現や創造性を育む大切な場です。

3. グリーン・マウンテン・カレッジ

- 日時: 11月28日（金）・29日（土）午後6時～8時
- 場所: 奈良市ならまちセンター芝生広場

このプログラムは、参加者が多彩なゲストと対話しながら学び合う場です。ティピー・テントの周りで焚き火を囲み、リラックスした雰囲気の中でさまざまなトークが展開されます。

4. 古都祝奈良の学校

- 日時: 11月29日（土）午前9時半～午後6時
- 場所: 奈良市ならまちセンター、ならまち界隈

このプログラムでは、昨年度に選ばれたアーティストが奈良でのリサーチ滞在を実施し、その成果を発表します。「古都で新しい表現を探る」をテーマに、参加者とともに新しい表現の形を考えます。

プログラムディレクターの紹介

この4つのプログラムは、それぞれの分野で著名なアーティストがディレクターを務め、その専門性を生かしている点が特徴です。例えば、演劇部門を指導する田上豊氏は、熊本県出身の劇作家で、多くの市民劇団や公共ホールに関わっています。また美術部門の小山田徹氏は、1984年にパフォーマンスグループを結成した経歴を持ち、京都市立芸術大学の学長も務めています。

主催と問い合せ

このイベントは、奈良市と奈良市アートプロジェクト実行委員会によって主催されています。詳細な情報及び参加申込については、公式ウェブサイトを訪れるか、市民部文化振興課に電話で確認できます。

新たな表現形態の探求と、市民との交流を目指す「古都祝奈良2025-2026」。多様なアートプログラムに触れることで、参加者は新しい発見を得られることでしょう。楽しみにしている方々は、ぜひこの機会をお見逃しなく！