ソニー銀行の住宅ローン利用動向の概要
ソニー銀行株式会社が発表した2023年度の住宅ローン利用動向について、特に注目すべき点をまとめました。2024年10月に実施された調査によると、首都圏での不動産価格の上昇にも関わらず、住宅購入や住み替えのニーズが高いことが示されています。この背景には、顧客からの支持を集めているトータルコストや、専任のローンアドバイザーによるサポートの充実が寄与しています。
変動金利の選択が増加
2022年度から2023年度にかけて、ソニー銀行の各種住宅ローンの商品別及び金利タイプ別の利用状況を比較してみると興味深い結果が見えてきます。特に「変動セレクト住宅ローン」が新規購入および借り換えの両面で9割以上のシェアを占めるに至りまして、昨年度からその比率がさらに増加しました。この変動セレクト住宅ローンは、変動金利の引き下げ幅が大きいため、非常に魅力的な選択肢となっているのです。
新規の借り入れにおいても、96%から97%に変動金利を選ぶ人が増え、借り換えにおいては95%から99%にまで上昇しています。それに対して固定金利を選ぶ割合は相対的に減少し、変動金利の優位性が明確となっています。
団体信用生命保険の選択傾向
調査では、保障特約付き団体信用生命保険の選択状況にも注目が集まります。なんと、過半数の顧客ががん団信100のような金利上乗せのある特約を選んでいます。特に借り換えにおいては、2023年11月から2024年4月までの期間中に特別金利を提供し、団信の上乗せ金利を引き下げるキャンペーンが行われた結果、がん団信100の選択割合が39%から65%に急増しました。この背景には、金利だけでなく、団信の保障内容全体を考慮したトータルコスト比較の傾向が強まっていることが影響しています。
自己資金の利用状況
自己資金を拠出している顧客も多く、新規購入の60%が自己資金を持ち込む形で住宅ローンを借り入れています。これにより、借り入れ額が物件購入価格内に収まる傾向があります。
住宅ローンの利用者の声
調査を通じて、利用中のお客さまからは、ソニー銀行の住宅ローンを利用して良かった点として、繰り上げ返済や金利タイプの変更が容易であることが高く評価されています。これにより、多くの顧客が利便性を感じているようです。
まとめ
ソニー銀行の住宅ローンは、お客様のニーズに合わせた様々な商品を取り揃えています。特に、金利の引き下げ幅の大きい「変動セレクト住宅ローン」は、固定金利と比較して非常にお得な選択肢として支持されています。2024年度も引き続き、住宅ローンの選択肢やサポート体制の強化を進め、お客様満足度を更に高めていくことが期待されます。実際、2024年オリコン顧客満足度調査においても総合1位を獲得しており、その評判はますます高まっています。