佐倉市の文化を深く知る年刊誌『風媒花』第38号が刊行

市の文化を凝縮した一年の記録

千葉県佐倉市が誇る年刊誌『風媒花（ふうばいか）』の第38号が発刊されました。この刊行物は、佐倉市の芸術や文化、歴史を幅広く紹介するもので、昭和63年の創刊以来、地域に密着した情報を提供し続けてきました。

本号では、市制施行から70年を迎えるこの地域の記録を振り返る特集が組まれています。歴史的な節目を祝うために実施された様々な事業が採録されており、佐倉市の歩みを知る上で欠かせない一冊となっています。

特集と主な寄稿

特集では、「昭和29年の市制施行70周年」をテーマに、記念事業やアーカイブを取り上げています。中でも国立歴史民俗博物館名誉教授、濵島正士先生の寄稿「佐倉の社寺建築」は、地元の文化遺産を堪能するための必携の記事です。佐倉市内の社寺を巡る際には、ぜひ読んでおきたい内容です。

様々な記事が満載

『風媒花』は、地域の文化紹介に特化した情報が詰まった年刊誌です。38号では、表紙を飾る「Spring of Life」を筆頭に、たくさんの興味深い記事が掲載されています。特に印象的なのは、佐倉青春文化祭や、京成電鉄と共に制作された『佐倉市制記念の歌』のエピソードです。これらのストーリーは、読者に地域への愛着を深めさせるでしょう。

さらに、DIC川村記念美術館の休館に寄せた感謝の言葉や、新指定文化財の紹介など、多彩な内容が網羅されています。全40ページのボリュームで、各記事が詳細にわたり、地域住民の暮らしや文化を鮮やかに描写しています。

購入方法と販売場所

『風媒花』第38号は、販売価格300円で、夢咲くら館や市内の出張所、武家屋敷、順天堂記念館、旧堀田邸などで購入可能です。また、郵送による購入も受け付けており、興味がある方は佐倉図書館の市史編さん担当までお問い合わせください。連絡先は、電話043-486-3478、またはEメール（[email protected]）です。

地域文化を深く理解するために、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。これを機に佐倉市の魅力に触れ、文化を身近に感じてみてください。