東京造形大学の「生きるキャンパス展」
1966年に創立された東京造形大学が、2026年に60周年を迎えることを記念し、特別な展覧会が開催されることとなりました。その名も「生きるキャンパス展〜ZOKEI 学びの環境とその広がり〜」。この展覧会は、八王子市に位置する東京造形大学附属美術館で行われ、大学の歴史、現在、そして未来を考える貴重な機会となります。
展覧会の内容
「生きるキャンパス展」では、東京造形大学の宇津貫キャンパスの変遷や、キャンパス生活を通じて育まれた学びを振り返ります。会場では、建築模型や版画、イラストレーション、写真、デジタルメディア、テキスタイルなど、さまざまなジャンルの作品が展示され、多彩な才能を持つ教員や学生が参加しているのが特徴です。
この展覧会では、新しいキャンパスの設計者である磯崎新が抱いた理念や、自由に学び楽しんだ学生たちの経験、さらに森の環境を生かした学習プログラムなど、大学を象徴する要素が紹介されます。観覧者は、ただアートを楽しむだけでなく、東京造形大学の「学び」の姿勢や取り組みを深く理解することができるでしょう。
主要なイベントと参加情報
展覧会期間中には、卒業生たちによるトークイベントも予定されています。その中でも特に注目なのが、「卒業生が語る〜あなたとわたしの二つのキャンパス〜」というギャラリートークです。これは、東京造形大学の卒業生であり、長年教鞭を執る小出正志氏と地主広明氏を招いて、学生時代と教員時代のエピソードをキャンパスの思い出と共に語る内容です。日時は2025年10月18日(土)14:00から15:30まで、参加費は無料で事前申し込みは不要です。
さらに、展覧会の会期中には「東京造形大学キャンパススタンプラリー」も開催されます。このスタンプラリーは、デザインジャーナリストの渡部千春教授による楽しい校舎解説と、画家の宮﨑勇次郎教授の魅力的なイラストを組み合わせ、学内を散策しながら楽しむことができます。参加者はお気に入りのスポットを見つけながら、大学のキャンパスを自由に巡ることができるのも魅力のひとつです。
フェスティバルと関連情報
さらに、10月には「CS祭(Creative Spiral Festival)」も同時期に開催され、この中でも多数のアクティビティが企画されています。アートに触れ、大学の文化を体験できる素晴らしい機会です。皆さんもぜひ自身の視点で東京造形大学を知り、新たな魅力を発見してみてください。
イベント詳細
- - 名称:生きるキャンパス展〜ZOKEI 学びの環境とその広がり〜
- - 会場:東京造形大学附属美術館
- - 会期:2025年10月6日(月)~11月17日(月)
- - 休館日:日曜日、10月21日(火)、11月3日(月・祝)
- - 時間:入館は10:00から16:30、土曜日は18:00まで開館
- - 入館料:無料
まとめ
東京造形大学の60周年を記念した「生きるキャンパス展」は、ただのアート展示ではなく、大学の理念と歴史を享受できる重要な行事です。毎年初秋に迎えるこの展覧会を通じて訪れる人々は、学びの環境、展覧会に込められた思いを感じ取り、新しいインスピレーションを得ることでしょう。皆さまの参加を心よりお待ちしています。