エフ・シー・シーが新たなツールを発表!
二輪クラッチの世界シェアがNo.1の株式会社エフ・シー・シーが、プラモデルファン向けの新しいコミュニケーションツール「ARTHOBYCOMM」のβ版を公開しました。このツールは、特にコロナ禍においてリアルな展示会が減少する中で、プラモデル愛好家たちの交流を支援することを目的としています。
プラモデルファンのニーズを受けて
コロナウイルスの影響で、プラモデルファンのコミュニケーション手段はSNSに移行しましたが、そこでの交流は限られたものとなっていました。例えば、画像一枚に「いいね」を押すだけでは、作品の魅力や製作過程を十分に伝えられず、ファンたちはそのことに不満を抱いていました。そこで、ARTHOBYCOMMは画像の特定のポイントにマーカーを置き、ピンポイントでいいねやコメントができる新しい機能を提供します。これにより、モデラーは作品の独自のポイントを他の人と共有しやすくなるのです。
また、作品とその制作過程を一つのページにまとめる機能や、簡単にWEB展示ページを作成する機能も利用可能です。これにより、プラモデルファンは一つのプラットフォームで全ての情報を管理でき、交流の幅が広がります。
リアル展示会のハイブリッド化
さらに、ARTHOBYCOMMの機能はWEBだけにとどまりません。リアル展示会の主催者は、参加者の負担を軽減するために、受付やカタログ化のプロセスを効率化することができます。また、出品者は自分の作品を見に来たお客さんに他の作品も見てもらえるような連携が可能です。このように、リアルとWEBの両方の利点を活かしてプラモデルの楽しみを広げることが目指されています。
エフ・シー・シーの特徴
株式会社エフ・シー・シーは、売上1,700億円を超える自動車部品メーカーで、バイク用クラッチの市場シェアでも世界一を誇ります。近年はEV化の進展に対応する新たな事業開発プログラム「浜松イノベーションチャレンジ」を進めており、地元企業との関係構築を図っています。コロナ禍でのプラモデル市場の動向を見ながら、静岡市が「模型の世界首都」としての地位を強化することを受け、ARTHOBYCOMMの開発がスタートしました。
ARTHOBYCOMMの主な機能
- - 世界中のモデラーとのつながり: 自慢のプラモデルを自由に投稿できます。
- - ピンポイント機能: 投稿画像に対して「いいね」やコメントをもらえる、画期的な機能。
- - フォローメッセージ機能: フォロワーとのメッセージ交換が可能。
- - 制作過程の記録: 完成品だけでなく、制作の過程を記録することができます。
展望と今後の機能追加
ARTHOBYCOMMは、今後多言語対応やコンテスト機能、ファンクラブ機能など追加機能を計画しており、他のものづくりにも拡大していく予定です。また、基本利用料は無料ですので、気軽に利用を始めることができます。
まとめ
このように、ARTHOBYCOMMはプラモデルファンの交流を豊かにするだけでなく、展示会の新たな形を提示しています。エフ・シー・シーが手掛けるこのプロジェクトは、今後のプラモデル業界に新たな風を吹き込むことでしょう。
詳しい情報は
RTHOBYCOMM公式サイトをご覧ください。