2024-25年末年始に視聴者が魅了されたテレビ番組とは？注目度ランキング徹底解説

2024-25年末年始テレビ番組注目度ランキング

2024年12月23日から2025年1月5日までの期間、テレビ視聴における注目度ランキングが発表されました。このランキングは、株式会社REVISIOが提供する人体認識技術を用い、視聴者がどの番組に最も関心を寄せたのかを示すデータに基づいています。今回は、この年末年始特有の視聴動向について詳しく解説します。

年末年始特番の競争

年末年始は、多くのテレビ局が特番の放送に力を入れる時期です。この期間中、視聴者は特別な企画や企画力の高い番組を求める傾向が見られます。それを反映して、REVISIOの調査結果では、最も視聴者を惹きつけた番組のトップにはNHKの新作大河ドラマ「べらぼう」が輝いています。

新作大河ドラマ「べらぼう」

「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、放送初回から高い注目を集めました。前作の放送終了後、多くのファンがこの新作の放送を心待ちにしていたことから、その期待感が高い数値につながったと考えられます。この大河ドラマは歴史的背景も深く、視聴者の心をつかんだポイントとなりそうです。

コア視聴層を意識した番組編成

また、コア視聴層（13歳〜49歳）に絞ったランキングでは、朝の連続テレビ小説「おむすび」の安定感が際立ち、レギュラー放送にもかかわらず高い注目度を維持しています。視聴習慣が身についている朝ドラは、特番が多くなる年末年始にあっても安定した人気を誇っていることが伺えます。

ニュース番組の影響

注目すべきは、コア視聴層の2位にNHKのニュース番組が位置した点です。年末特有の動きに影響され、民放の多くがニュース番組を減らす中、視聴者は“じっくりとした”テレビニュースを求めている様子が見て取れます。ネットニュースが主流になりつつある時代にも関わらず、テレビでニュースを深く理解したいというニーズは依然として存在するようです。

視聴者の動向

興味深いことに、ランキングを見ていると12月よりも1月に放送された番組が多くランクインしていることがわかります。特に1月3日から5日に放送された番組に注目が集まりました。この現象は、家族や友人と共に過ごす年末年始の集まりで、「ながら見」を行うことが多く、特に大晦日から三が日にかけてその傾向が強まることを示しています。このため、年始に放送された番組が視聴されやすい環境が整っていたと考察されます。