2025年大阪・関西万博に向けた新パビリオンの登場
2025年に開催される日本国際博覧会、大阪・関西万博において、パナソニックグループが手がけるパビリオン『ノモの国』がこのたび、竣工を迎えました。初めての発表会が行われた日、パナソニックホールディングス株式会社はこの壮大なプロジェクトの詳細を公開しました。近未来を体験できる新しいスポットとして、子供たちに新たな創造力を刺激することを目的としています。
工事の経緯と使用材料
『ノモの国』の建築工事は2023年7月に着工し、環境に配慮した取り組みを実践しています。使用済み家電から回収されたリサイクル素材、具体的には鉄、銅、ガラスを建設に活用しました。これにより、持続可能な社会の実現に貢献する意義あるプロジェクトが進行中です。
完成したパビリオンは、2025年1月末までに外観の完成が予定されており、特に注目を浴びているのは、街をアートで彩る取り組みです。障害のある作家を支援する株式会社ヘラルボニーとのコラボレーションによって生まれた、ガラス型ペロブスカイト太陽電池」が展示されます。
パビリオンの魅力
『ノモの国』は、パナソニックグループがこれまで培ってきた「ひとの理解」に基づくさまざまな技術を活用しています。想像力を引き出すための約30分間の体験型展示が設けられており、特に「Unlock体験エリア」はその中で注目されます。
このエリアでは、立体音響システムや360度映像技術を駆使したハプティクス体験が可能です。さらに、目を引くのは約7メートルの高さを誇る『滝=ミストウォール』で、訪れる子供たちに驚きの体験を提供します。
天井から降り注ぐ映像も見ものです。ボルテックスリングによって生み出される幻想的な環境は、五感を刺激し、子供たちの興味を引いて止みません。来場者の動きを独自に分析することで、個々の可能性を「蝶」のモチーフと共に描き出します。
コンテンツやオンラインプラットフォームの展望
興味深いのは、このパビリオンだけでなく、パナソニックグループが様々な取り組みを通じて子供たちの創造力を「Unlock」することを目指している点です。テーマソングを歌う歌手、大原櫻子さんの力を借り、2025年3月20日にはオリジナルアニメの公開も行います。若者との接点を持ち続けるために、2025年4月13日には次世代共創プラットフォームの公開が予定されています。
未来への期待
パナソニックグループは、パビリオン『ノモの国』を通じて、次世代の子供たちに夢と希望のある未来を切り開く機会を提供します。持続可能な未来に向けた一歩を、この万博から始めるのです。
恐らく『ノモの国』は、単なる展示スペースにとどまらず、未来の可能性を感じさせる大切な場所となることでしょう。ぜひ万博への訪問を検討してください。