妊娠後の新たな道を切り開く、映像クリエイタースクールが開講

妊娠・出産後の仕事を支援する映像クリエイタースクール

2015年11月28日、妊娠や出産後に新たなキャリアを模索する女性のための映像クリエイタースクールが開講しました。このスクールでは、映画監督や脚本家、演出家といった多彩な講師陣が参加し、初心者でも映像制作や脚本執筆のスキルが学べるカリキュラムを提供します。

居心地の良い学びの場

このスクールの発案者である市川氏は自身の妊娠・出産を機に、働き方を見直しました。当初は東京都世田谷区に住んでいましたが、育児中の待機児童問題に直面し、神奈川県に移住しました。自らの経験を通じて、同じように育児や仕事の両立に悩む女性の助けになりたいという思いが、このスクールの背景にはあります。

スクールの特徴

1. 実践的なカリキュラム

参加者は、映画やドラマ制作での現役プロによる指導を受けながら、企画や脚本を書く技術を学べます。最終的には、自分自身で書いたシナリオが映像化され、国際映画祭への応募を目指すというエキサイティングなプロジェクトも用意されています。

2. 初回テーマは「ラブストーリー」

第一弾のテーマは、特に女性からの共感を得やすい「ラブストーリー」を選定しました。恋愛体験を基に、親しみやすく脚本に取り組みやすい内容となっています。こうしたテーマ設定により、気軽に映像制作に挑戦できる環境が整っています。

3. ジェンダーを超えたサポート

参加資格は18歳以上の女性で、新たな挑戦を求める未経験者が大歓迎です。また、男性枠も若干数設けているため、多様な視点での連携が可能です。

発表されるデータ

厚生労働省によるデータでは、妊娠や出産を機に職を辞める女性が約6割に上ります。また、働きたいと願う女性のうち300万人が就職できないという現実も指摘されています。こうした背景から、自宅で自分のペースでできる仕事に魅力を感じる女性が増加しています。

今回の映像クリエイタースクールは、主婦になっても自分らしさを保持したい女性たちを応援します。