ドリーム・アーツが広島で取り組む新たなプロジェクト
ドリーム・アーツ株式会社が、広島市の中心部にIoTスマートゴミ箱「SmaGO」を設置しました。この取り組みは、被爆80周年という特別な意味を持つ「CLEAN FOR PEACE」プロジェクトの一環として実施され、街の美観を向上させることを目的としています。
SmaGOの役割と機能
「SmaGO」は、地球環境に配慮した設計のIoTゴミ箱です。自動圧縮機能を搭載しており、5分の1のサイズに圧縮したゴミを蓄積することができます。これにより、ゴミの溢れを防ぎ、ゴミ回収業務の効率を大幅に改善します。加えて、通信機能により、ゴミの量をリアルタイムで把握することも可能です。このような先進的な技術は、街の美化だけでなく、環境意識を高める役割も果たしているのです。
アートと平和の融合
SmaGOには、アートプロジェクト「ART BORN HIROSHIMA」所属のアーティストによってラッピングされたアートが施されています。これにより、日常的なゴミ捨てという行為を通じて、訪れる人々に平和のメッセージを発信することが期待されています。アーティストの大沼寛明氏が手がけたデザインは、平和や調和をテーマにしており、街の景観に彩りを加えています。
設置場所
SmaGOは、広島市内の全8箇所、計16台が設置されています。具体的な場所は以下の通りです:
- - アサヒビール館前
- - 福屋南館前
- - 福屋八丁堀本店前
- - 合人社広島紙屋町ビル前
- - 信和広島ビル前
- - 広島セブンビル前
- - 広島三栄ビル前
- - 中区役所前
このように、街の様々な場所に設置されることで、広島の美化に寄与し、市民や観光客にその存在を広めていくことが狙いです。
プロジェクトの背景
この「CLEAN FOR PEACE」プロジェクトは、広島市とドリーム・アーツが連携して進めています。また、ヒロマツホールディングスがデザインを提供し、株式会社フォーステックがスマートゴミ箱ソリューションを担当しています。こうした公私の協力体制により、地域住民や来訪者が「ゴミのないきれいなまち」を実感できるようになります。
未来のビジョン
ドリーム・アーツの代表取締役社長、山本孝昭氏は、このプロジェクトが地域の意識を変え、平和で美しい街づくりに寄与することを期待しています。また、将来的にはより多くの地域での展開や、他の環境保護活動への参加を考えているとのことです。
現在、ドリーム・アーツは「協創」の理念に基づき、地域と共に価値を創造することを目指しています。この取り組みは、特に若い世代にも環境意識や社会課題に対する関心を広げるきっかけにもなるでしょう。
まとめ
広島の歴史を背負いながら、環境保護と平和のメッセージを伝えるIoTスマートゴミ箱「SmaGO」の設置は、ただのゴミ箱設置ではない、地域に根ざした新しい価値創造の象徴と言えるでしょう。これからの展開に目が離せません。