ロボット技術の実用化へ
2025-06-25 10:16:57
協栄産業と立命館大学が新たなロボット技術の実用化に向けて共同研究契約を締結
協栄産業と立命館大学が実用化を目指す新技術
協栄産業株式会社は、立命館大学理工学部の加古川准教授との間で、「下水道圧送管管路点検のためのカメラ付き自走式ロボットの性能改良および実証化検証」に関する共同研究契約を締結しました。この研究の目的は、点検が困難とされる下水道圧送管内を自律的に走行し、カメラで状況を撮影するロボットを実用化することです。
下水道圧送管の必要性
下水道圧送管とは、ポンプを利用して圧力をかけ、下水を送り込むための管のことです。内径は主に50mmから200mm程度で、通常の勾配を利用する下水管とは異なり、圧送管はポンプで下水を押し出します。ここでの点検は、従来の手法では非常に難しいものでしたが、カメラ付きロボットを利用することで、その課題を克服できる可能性が期待されています。
共同研究の重要性
この共同研究は、地方公共団体の下水道圧送管における実証実験を通じて行われ、実用化に向けた検証が行われます。協栄産業は、産学連携を通じた社会課題解決に注力し、新たなソリューションの提案を推進しています。加古川准教授らは、本研究室を2023年4月に発足し、ロボット技術を通して社会に貢献することをテーマに研究を続けています。
ロボティクス学科の特徴
立命館大学理工学部ロボティクス学科において、加古川研究室はフィールドロボットやサービスロボットに関する研究に注力しています。近年、生成系AIなどの知能に関する関心が集まっている中で、物理的なロボット技術の重要性も再認識されています。加古川准教授は、こうした背景を踏まえ、機構や制御を基盤としたフィジカルロボットの開発を推進しています。
結論
協栄産業と立命館大学の共同研究は、下水道点検の方法を革新し、より効率的で安全なインフラ整備を実現することを目指しています。これにより、社会全体の品質向上にも寄与することが期待されます。今後も両者の連携による進展に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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協栄産業株式会社
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