再生医療の最前線を歩む株式会社セルバンクの挑戦

再生医療のリーディングカンパニー、株式会社セルバンク

株式会社セルバンクは、日本の再生医療分野において重要な役割を果たしている企業です。2004年の設立以来、「再生医療」という言葉が一般的に知られる前から、高品質な細胞を提供し続けています。企業の代表取締役である北條元治氏のもと、セルバンクは各医療機関との連携を深め、信頼性のある細胞加工を実現してきました。

2025年3月20日から22日までの期間、横浜のパシフィコ横浜ノースで開催される第24回日本再生医療学会総会に、企業としてブースを出展することが発表されました。これは、医療機関への再生医療提供を支援する企業としての取り組みの一環であり、今後の再生医療の発展に寄与することを目指しています。展示会では、細胞治療の流れや導入費用に関する情報提供も行う予定です。

先進技術を駆使した細胞加工

セルバンクは、東京都中央区に位置する本社において、298.82㎡の広大な細胞培養加工施設（CPC）を有しています。この施設では、細胞加工物の製造や保管を行い、年間5000件以上の培養実績を持ち、全国の100以上の医療機関と契約を結んでいます。特に注目すべきは、動物由来の成分を一切使用せず、患者自身の血液だけを用いる「アニマルフリー」の培養方法です。このアプローチによって、安全で高品質な細胞提供を実現しています。

法的規制の遵守と安全性の確保

再生医療が普及する中、2014年に施行された「再生医療等安全確保法」に準拠し、セルバンクは2015年に厚生労働省から特定細胞加工物製造業の許可を得ました。これにより、倫理的かつ法的に認可された形での細胞加工が可能になり、患者に安心して治療を受けてもらえる体制が整いました。セルバンクは、再生医療の最前線を歩むことで業界の発展に寄与し、未来の医療の可能性を広げています。