山梨県大月市での官民連携による山岳遭難防止活動
山梨県大月市で官民協力の山岳遭難防止啓発活動
2024年7月27日(土)、28日(日)の2日間、山梨県大月市で官民が協力し、山岳遭難防止のための啓発活動が実施されます。この取り組みは、山岳遭難捜索サービス「ココヘリ」を運営するAUTHENTIC JAPAN株式会社と、地元の警察署や消防本部、大月市が連携して行うものです。
山岳遭難の現状
近年、日本の山岳遭難が増加していることが懸念されています。警察庁のデータによると、2023年度には3568名の遭難者が発生し、3126件の遭難事故が報告されています。これは、統計開始以来の最多記録となっています。特に山梨県でも昨年は157名の遭難者、145件の遭難が発生しており、全国的に見ても依然として高い水準です。
ココヘリの役割
「ココヘリ」は、会員に専用の発信機を提供し、遭難時には民間提携のヘリコプターやドローンが迅速に出動して登山者の位置を特定するサービスです。このシステムは携帯電話通信網に依存せず、直接通信を使用するため、山岳地帯でも迅速に捜索が行えます。これにより、捜索時間を大幅に短縮し、救助の可能性を高めています。
現在、ココヘリのサービスには17万人以上のユーザーが登録しており、多くの登山者から支持されています。
啓発活動の詳細
今回の啓発活動では、地元のJR大月駅、初狩駅、猿橋駅の3駅で、警察署、大月市消防本部、AUTHENTIC JAPAN株式会社の担当者がそれぞれ計20人で啓発チラシを配布します。当日は安全登山の周知を図るため、重要な情報を訪れる人々に届ける予定です。特に7月27日(土)午前6時30分からは、大月駅にて報道向けのレクチャーも実施されます。
安全登山の必要性
夏山登山シーズンがやって来る中、特に注目されるのが「秀麗富嶽十二景」と称される高川山や岩殿山、百蔵山などの名山です。これらの山には多くの登山客が訪れるため、官民が協力して安全登山と遭難防止の重要性を広める活動が必要です。
この取り組みは登山者の命を守るためのものです。情報を得た上で、安全に登山を楽しむことができるよう、くれぐれも注意が必要です。
会社情報
- 会社名
-
AUTHENTIC JAPAN株式会社
- 住所
- 福岡県福岡市中央区赤坂1-6-15 日新ビル4F
- 電話番号
-
0570-050-556