スガツネ工業が新しいマルチリニアモーションカタログを発行
スガツネ工業株式会社は、産業機器用部品において高い技術力を持つ総合メーカーであり、2025年6月10日に最新のマルチリニアモーションカタログ(No.471)を発行しました。このカタログでは、同社のコア技術である「MDT(モーションデザインテック)」に基づくマルチリニアモーション製品が豊富に掲載されています。カタログは全36ページで、新製品を含む合計49品番が紹介されています。
マルチリニアモーションとは
マルチリニアモーションは、スガツネ工業が独自に開発した直動機構による動きの総称です。この機構を備えたガイドレールは、様々な方向から荷重を受けることができ、また高い取り付け精度を求めません。このため、設計から調達、取り付けまでのトータルコスト削減に寄与し、業界全体の最適化を実現します。
カタログには「デュアルX構造 MLGXシリーズ」、「マルチローラー MLGシリーズ」、「MRGシリーズ」といった3つのシリーズがラインアップされており、最新の技術的革新に基づいた製品が含まれています。特に注目すべきは、カタログに新たに追加された「MLGX32型」と「MRG30型」です。これらの製品は、特に軽量搬送機器や分析装置に最適であり、スムーズな動作を提供します。
新製品の詳細
- - MLGX32型: X状に配置された8つのローラーが特徴で、あらゆる方向からの荷重を受けることが可能です。これにより、従来の製品よりも高荷重に対応しつつ、動きのスムーズさを保っています。
- - MRG30型: コンパクト設計とMCナイロンを用いた樹脂ローラーによって、特に取り扱いやすいガイドレールです。
これらの新製品は、小型ワーク搬送部、ワークへのマーキング装置、コンベアラインのシャッター機構など多岐にわたって使用できるため、顧客のニーズに応えられる内容となっています。
お客様の課題解決事例の紹介
カタログには、実際にスガツネの製品を使用した場合の課題解決事例も掲載されています。これにより、どの製品がどのようなニーズに適合するのかが一目で理解できる内容になっており、顧客の悩みを具体的に解決できる可能性を示しています。
スガツネ工業の概要
スガツネ工業は、設立から95年を迎えた老舗のメーカーであり、家具金物、建築金物、産業機器用部品などの広範な製品を展開しています。社内には492名の従業員が在籍しており、国際的に特許を取得したダンパー技術「ラプコン」を含む、5000件以上の知的財産を持つ開発型メーカーとしても知られています。
スガツネ工業は、これからも人の生活や作業環境をより便利で快適にするための製品供給に努め、業界をリードし続けていくことでしょう。カタログは無料でデジタル版も閲覧可能で、下記のリンクからアクセスできます。
デジタル版カタログはこちら
企業情報
- - 社名: スガツネ工業株式会社
- - 創業: 1930年2月11日
- - 設立: 1943年11月20日
- - 資本金: 4億円(2024年1月時点)
- - 所在地: 東京都千代田区岩本町2-17-9
- - お問い合わせ先: 03-3851-1122(代)