アカデミー賞を受賞した実力派俳優ケイシー・アフレック主演の新作映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』が、2025年1月31日にTOHOシネマズ シャンテほか全国公開されることが決まりました。本作の監督は、ビル・ポーラッドで実話に基づいた感動のストーリーを描いた作品です。
本映画は、1979年にワシントン州の地方でレコーディングされたアルバム「Dreamin’ Wild」を巡る実話を物語の中心に据えています。当時、若き日のドニーは兄のジョーと共にデュオを結成し、自身の父が手がけたスタジオで夢の音楽を追求していました。多くの情熱を注いで製作したにも関わらず、そのアルバムは世間に認知されることなく消えてしまいます。
しかし、30年の時を経て、ドニーは自らの音楽がコレクターによって再評価されていることを知ります。その感動と共に、彼は自分が見過ごしてきた過去や感情に再び向き合うことになります。家族との絆や、再生の物語がどのように展開されるのか、その過程を描いた作品です。
ヴィジュアルに関しても注目が集まっています。今回解禁された日本版ティザービジュアルは、イラストレーターのサイトウユウスケ氏によるもので、アルバム制作当時の情景が描かれています。ドニーがかつての思い出に浸る姿と、家族との記憶を感じさせる夜空に浮かぶ家のイラストが特徴的です。サイトウ氏は、作品を観た感想を「十代の自分と再会するような思いがした」と表現しています。この作品のメインテーマである音楽と家族の絆、そして過去を振り返る切り口がしっかりと表現されています。
また、映画の中にはドニーの妻ナンシー役を演じるズーイー・デシャネルや、青年期のドニーを演じる若手俳優ノア・ジュプの姿も見られ、彼らがどのように物語に深みを与えるかも期待が高まります。第79回ヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミア上映を経て、「静かな感動を呼ぶ極上のドラマ」と評されており、その評価にも注目が集まっています。
『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』は、音楽への情熱とその背後にある家族の物語、再生の力を描き上映される予定です。本作が日本で初めて公開される日を楽しみにしている方々も多いでしょう。皆様、ぜひ劇場でご覧いただき、この感動的な物語に触れてみてください。