マンゴ・トムソンの特別展『Walking Pictures』が伊勢丹新宿店で開催

マンゴ・トムソン特別展『Walking Pictures』が伊勢丹新宿店で開催

2025年11月5日から11月25日まで、伊勢丹新宿店で現代アーティスト、マンゴ・トムソンの特別展『Walking Pictures』が開催されます。トムソンはロサンゼルスを拠点に活動するアーティストで、映像や彫刻、インスタレーションを駆使して、日常的な認識を覆す作品を提供しています。この展覧会は、アート、ファッション、インテリアの交差点で新たな体験を提案します。

この特別展は二つの期間に分かれており、第一期は本館1階のザ・ステージにて2025年11月5日から11月11日、第二期は本館5階のイセタンホームエッセンスで11月12日から11月25日まで行われます。展示される作品は、トムソンが探求する多様なメディアを用いた新作群が中心となっており、「温もり」「クラフト」「ウィンタースポーツ」「食と飲み物」「室内装飾」「屋外彫刻」といったテーマが取り上げられます。

トムソンの代表作「TIMEミラー」シリーズのホリデー仕様の新作も登場。等身大の鏡にアイコニックな赤いフレームや、グラフィックが施され、観覧者には自己の反映と、メディアが切り取る出来事のフレーミングが重なり合います。特に今回は、ファッションブランド＜sacai＞とのコラボレーションが実現し、アートとファッションの融合を体感できるまたとない機会となっています。このコラボはトムソンの「TIMEミラー」のデザインを核とし、彼のアートがファッションにまで浸透しています。さらに、＜sacai＞製のレザージャケットも展示されており、429,000円（税込）で販売される予定です。

都心のアートシーンで新しい視点を提供するトムソンの作品は、日常の中に驚きやユニークな視点をもたらします。伊勢丹新宿店では、彼のアートを通じて、アートだけでなく、ファッションやインテリアとの新しい関わり方を提案しています。

マンゴ・トムソンについて

マンゴ・トムソンは1969年にカリフォルニア州ウッドランドで生まれました。彼の作品は映像や音、彫刻を用いることで、慣習や普遍的な認識を覆し、社会や消費主義に対する鋭い視点が反映されています。トムソンは過去の印刷物やアーカイブを用いながら、マスメディアの影響、そして人間の存在意義にまで問いかける壮大な作品を展開しています。

MAKI Galleryについて

MAKI Galleryは2003年に設立され、戦後日本の前衛芸術家の紹介を目的としながら、徐々に新進気鋭のアーティストへ焦点を移しています。表参道にあるギャラリーと天王洲のTERRADA ART COMPLEX Iで、世界的なアーティストや日本の若手アーティストの作品を幅広く扱っています。

アート、ファッション、インテリアが交錯する空間で、マンゴ・トムソンの特別展をぜひ体感してみてください。アートの持つ力を新たに発見できることでしょう。