九州電力とSBINFTがアートNFT市場で新たな提携を結ぶ

九州電力とSBINFTの戦略的提携

最近、SBINFT株式会社と九州電力株式会社が、アート分野におけるNFT（非代替性トークン）の販売に関して提携を締結しました。この協力により、九州電力が運営するデジタルアートキュレーションプラットフォーム「デジがろ」で選ばれたアート作品が、SBINFTのマーケットプレイス「SBINFT Market」を通じて販売されることになります。

提携の背景

この提携は、デジタルアート市場の活性化を目指すもので、特に暗号資産を所有していないユーザーを含む広範な層へのアートNFTの販売機会を創出することに焦点を当てています。九州電力は、キュレーターとしての専門知識を持つ学芸員にアート作品を評価させ、その売上の一部を還元する仕組みを取り入れることにより、アーティストやキュレーターへ新たな収益機会を提供します。

具体的な取り組み

具体的には、九州電力の「デジがろ」内でキュレーションされたデジタルアート作品が、Polygonチェーン上でNFTとして発行されます。本日より一部作品が「デジがろ」に掲載され、2025年6月24日から作品が拡充され、販売が開始されます。この取り組みは、デジタルアートの美術的価値の可視化を図り、アート作品の価格安定化や高付加価値化を目指しています。

さらに、SBINFTは九州電力に対し、クレジットカード決済でアートNFTを販売する環境を提供します。これにより、暗号資産を持たないユーザーも簡単にアート作品の購入体験を楽しむことができるようになります。これまで敷居が高かったデジタルアートの購入が身近になることが期待されます。

新たなデジタルアートの体験

今回の提携により、九州電力は「ずっと先まで、明るくしたい。」というブランドメッセージに沿って、文化・芸術の振興やデジタルアート市場の発展に寄与することを目指しています。また、SBINFTも日本のWeb3の発展を牽引するため、様々な企業や団体との協業を進め、新しいビジネスクリエイトを目指します。

このように、両社の協力はデジタルアートの購買環境を一変させる可能性を秘めています。多様なアーティストの作品が手に入る新たなプラットフォームが誕生することで、アートへのアクセスが容易になり、より多くの人々にアートの魅力が広がることが期待されます。