高校生の探究を支える新サービス『Qareer』が全国展開、フィードバック不足解消へ

新たな探究学習支援サービス『Qareer』の展開

株式会社クアリアは、2024年4月より全国の高校に向けて探究学習フィードバックサービス「Qareer（クアリア）」を提供します。このサービスは、2022年度の学習指導要領改訂に伴い、新たに設けられた『総合的な探究の時間』を受けて、フィードバック不足に悩む高校生たちをサポートするものです。

問題の背景

全国の高校では、探究学習を実施するにあたり、多くの学校が様々な課題に直面しています。リソースの不足や教員たちのスキル不足、さらにその改善のための研修機会が限られているため、多くの生徒が期待されるような学習支援を受けられない現状が生まれています。そのため、「前向きに取り組んでいるが、必要なサポートが得られない」との声が多く寄せられています。

これを踏まえ、クアリアは探究学習を支援するためのプラットフォームを開発しました。私たちは全ての高校生が、自分に合ったフィードバックを受けられる環境を整え、「学ぶことで変わる」という新しい体験を実現します。

Qareerの特長

Qareerは、次のような3つの特長を持っています。

1. 独自開発システムによる個別フィードバック
Qareerでは、生徒一人ひとりの探究学習に対する個別のフィードバックを提供するために、独自に開発したシステムを使用しています。これにより、生徒は自分の進捗や課題に対するサポートを受けやすくなります。

2. 経験を活かしたQareerサポーター
高校生時代に探究学習を経験したサポーターがフィードバックを行います。彼らのリアルな体験に基づくアドバイスは、生徒にとって非常に貴重なものとなります。

3. 豊富な教育的知見の提供
1,000名以上の高校生を支援した実績から得た教育的知見を基に、学習効果を最大化するための指導法を提案します。

プロトタイプの実施

この新サービスの導入に先立ち、クアリアはこれまでに6都府県の7校に通う1,000名以上の高校生にプロトタイプを提供してきました。フィードバックを受けた生徒たちは、自らの探究に対する意欲が高まったり、フィードバックを通じて新たな疑問が生まれたといった声を寄せています。

生徒たちの声

- 「フィードバックをもらったことで、学びへの意欲が増した。」
- 「自分の探究というテーマについて考える時間が持てた。」
- 「同世代からの前向きなサポートを受けて、新たな挑戦をしようと思えた。」

このような声を活かして、Qareerはさらなるサービスの向上を目指しています。

導入のご案内

2024年度4月から、希望する学校に向けてQareerの正式な提供が開始されます。導入を希望する教育機関は、公式ホームページから資料請求を行うことができます。詳しい情報や実際にプロトタイプを利用した学校のインタビューも公式サイトで確認可能です。

株式会社クアリア公式ホームページ

会社の背景

株式会社クアリアは、「学ぶと変われる」をミッションに掲げ、高校生の探究学習を支援することを主な事業としています。代表の芦野恒輔は、教育イノベーションセンターでの活動をもとに、平田正英と共にこのサービスを始めました。

探究学習は、思考力や解決力を育てる上で不可欠な要素ですが、その実施には効果的なサポートが必要です。Qareerはそのすべての生徒に向けて、探究の成果を引き出すお手伝いをすることを目指しています。

公式サイトには、さらに詳しい情報が掲載されていますので、ぜひそちらもご覧ください。

私たちの数多くのプロジェクトを通じて、探究学習がより多くの生徒にとって実りあるものになることを願っています。