名古屋大学とmealwellが新たなフロー状態研究を開始

共同研究の新たな一歩

名古屋大学と株式会社mealwellが手を組み、フロー状態に関する共同研究を始めることが発表されました。この研究は、フロー状態がどのように生理的な要因と関連しているのかを探るものであり、特に血糖値に着目しています。

フロー状態とは？

フロー状態は、人間が極度の集中を持続したり、高いパフォーマンスを発揮したりする際の心理的な状態を指します。この状態は、自己完結感や満足感を伴い、人々が創造的かつ効率的に作業を行う助けとなります。しかし、そのフローを引き起こす要因については、まだはっきりとした理解が得られていません。

研究の目的

今回の研究は、フロー状態の誘発要因を明らかにすることを目指しています。中でも特に血糖値の役割に注目し、食事や栄養素が心の状態にどのような影響を及ぼすのかを探求します。具体的には、生化学的や栄養学的な因子がフロー状態を引き起こしやすくするのか、またその変遷を推測するための実証的なデータを集めることを目的としています。

実施内容

この研究では、血糖値測定を行いながら、フロー状態とその関連性を深く検討します。因果関係解析や時系列の相関解析を用いて、フロー状態がどのように変化するのか、さらにはどの因子がその変化に寄与するのかを調査する計画です。これにより、食事や栄養の摂取がメンタルヘルスに与える影響についての理解が深まることが期待されます。

mealwellのビジョン

株式会社mealwellは、栄養とウェルネスを組み合わせた「食」を通じた健康サポートを提供しています。「栄養セルフケアと予防をより身近な存在に」をビジョンに掲げ、管理栄養士が関与することで生まれる医療的なエビデンスに裏打ちされたプロダクトの開発に取り組んでいます。
このような研究により、より多くの人が心身ともに健康になれるよう、食品業界とも連携を深めていくことを目指しています。