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LANVIN GINZA STOREがグランドオープン

2022年11月26日、フランスの歴史あるブランドLANVIN（ランバン）が、東京・銀座に新たなフラッグシップショップ「LANVIN GINZA STORE」をオープンしました。オープン前日には、俳優・アーティストのディーン・フジオカさんが登場したテープカットセレモニーが行われ、華やかに幕を開けました。

店舗の特徴

この店舗のデザインは、柔らかさや居心地の良さ、官能性が強調されており、リッチな質感や滑らかな空間構成が見られます。また、メゾンLANVINの伝統にインスパイアされた装飾が溢れています。特に、LANVINにとっての建築の重要性は、1921年の創業当時にまで遡ります。当時の創業者であるジャンヌ・ランバンが、インテリアデザイナーのアルマン・アルベール・ラトゥーと組んで行ったプロジェクトからその歴史を紐解くことができます。

新店舗は、ジャンヌの邸宅や、日本家屋、さらには1927年に彼女の香水「アルページュ」を象徴する香水瓶などからのインスピレーションを融合した空間であり、フランス・パリと日本の文化が巧みに交じり合っています。

アートとデザインの融合

店内には、パリの画家ポーリン・レイラヴォーによる独特の絵が描かれています。彼女は、自らのアートを、古典文化と現代文化が交差するものと捉え、伝統技術の昇華に努めていると言います。店内の21枚の天井タイルは、レイラヴォーのリサーチによるもので、特に彼女がデザインした鳥のモチーフが際立っています。これらは、日本美術へのオマージュも含まれ、装飾芸術の影響が色濃く見受けられます。

また、地下1階から3階までの壁には、日本の書道家・hiro（河内裕実）の作品が飾られ、愛娘と踊るジャンヌ・ランバンをテーマにしたダイナミックな書道が展開され、ブランドに対する深い愛情が表現されています。

期間限定アート展

オープンを祝して、コラージュ・アーティストの河村康輔氏とのコラボレーション“REMIX the TIMES EXHIBITION”が開催されます。この展覧会は、過去と現在の融合をテーマとし、LANVINの特徴的なスタイルを新しい形で表現したものです。河村氏の作品がAR技術を駆使して展示され、来訪者はスマートフォンを通じて3D体験を楽しむことができます。

コレクションラインナップ

オープン当日には、ブルーノ・シアレッリが監修した2022秋冬コレクションが店頭に並び、メゾンのオートクチュールからインスパイアを受けたデザインが目を引きます。ウィメンズウェアでは、洗練されたカットや贅沢な刺繍が施されたアイテムが展開され、メンズスーツは薄手のシルクを使用し、フォーマルなデザインを実現しています。

ブランドの始まり

LANVINは1889年に創立され、フォーブル・サントノーレで帽子店からスタートした歴史を持ちます。女性用のドレスや子供服の展開を経て、1920年代にはパリを代表するブランドへと成長しました。ブランドの特徴は、東洋的なシルエットや民族的なディテールをいち早く取り入れたエレガントさにあります。なお、現在も時代を超えたデザインを理想とし続け進化を重ねています。

新しい「LANVIN GINZA STORE」は、フランスのデザインと日本の文化が融合した、お洒落で洗練された買い物体験を提供しています。これからの展開が楽しみです。

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