ABABAが初の私募社債を発行
今年度、新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスを提供する株式会社ABABAは、私募社債を新たに発行し、資金調達を行ったことを発表しました。この社債は、Siiibo証券が運営する社債プラットフォームを用いて発行されたもので、スタートアップ企業にとって柔軟で効率的な資金調達手段となることが期待されています。
調達資金の使途
ABABAは、今回の資金調達によって得られた資金を、人材確保、マーケティング費用、ならびにサービスの拡充に充てる予定です。代表取締役社長である久保駿貴氏と中井達也氏は、この資金が会社の成長に寄与するものと考えています。
ABABAでは2024年2月にシリーズAの資金調達を実施しており、その後も着実に事業の成長が進んでいることから、今後のより多様な資金調達方法の必要性を強く感じているとのこと。その中で、社債発行は特に参考になる選択肢とされています。CFOの盛島岳氏は、今回の成功を受けて、個人投資家からも目標以上の申し込みをいただくことができ、これは今後のIPOに向けて非常にポジティブだとコメントしています。
投資家の声
ABABAの発表に対し、投資家からは、「学生と企業のマッチングを促進するというミッションに共感した」「会社の成長を感じられる実績が素晴らしい」といったコメントが寄せられています。また、企業のサービス内容や成長性に対する高い期待もあり、一部の投資家は自身の経験を元にABABAを応援したいという意向を示しています。
Siiibo証券との連携
今回の社債発行は、Siiibo証券が運営するプラットフォームを利用したものです。Siiibo証券は、社債発行に特化したオンライン証券であり、企業と個人投資家の橋渡し役となることを目指しています。彼らのミッションは「自由・透明・公正な直接金融の創造」にあり、社債という金融商品の普及に努めています。
事業の背景
株式会社ABABAは、就活生が面接の経歴を証明するため「お祈りメール」を利用してスカウトを受けることができるサービスを展開しています。これにより、学生たちは不採用をアドバンテージに変えることができ、企業側も特定の能力を持った学生に効果的にアプローチが可能です。リリースから4年で、サービスは6.5万人の学生と1,500社の企業に利用されているといいます。
今後のABABAのさらなる成長が期待される中、この社債発行は会社の将来を支える重要なステップとなることでしょう。今後も同社の動向から目が離せません。