新型コロナ時代に求められる学校写真のニーズとは？

家族が求める学校の写真とは

新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活はさまざまに変化しました。特に教育現場では、感染症対策や規制が影響したことで、保護者や子どもたちにとって重要な行事や写真撮影の機会がご自身の思い出作りにおいて、大きな課題となっています。そこで、私たちは教育機関向けの写真サービス『memoridge』に関する調査を実施し、保護者の皆様が実際に求めている写真のスタイルや内容について深く探りました。

調査の背景と目的

2020年2月に始まったパンデミックの影響で、特に幼稚園や保育園では、マスクを着用しながらの保育活動が増える一方で、多くのイベントが中止や延期を余儀なくされました。このような状況下では、保護者が自分の子どもがどのように過ごしているのかを知る機会が限られてしまい、その結果、写真の重要性がさらに高まりました。当然、保護者の皆様も、普段目にできない写真を見たいというニーズが高まったのです。私たちはそのニーズを探るため、『memoridge』の会員144名と120名、合計264名に対し、オンラインでアンケートを実施しました。

調査結果の概要

調査の結果、保護者の方々が最も求める写真のスタイルは、以下の3つのポイントに集約されました。

1. 自然な表情の写真：遊びに熱中している瞬間や、活動中のリアルな姿を捉えた写真。
2. 日常の保育風景：普段家では見ることができない、保育中の様子。
3. 小グループでの写真：お友達と2-3人で写っている、少人数の写真。

これらのニーズからわかることは、保護者自身も自身のお子さんがどのように園で過ごしているのか、一緒に過ごすお友達との関係を深く知りたいという願望が表れています。

具体的な保護者の声

いくつかの保護者の方々から寄せられたコメントを見てみましょう。

- 「新年度から通った園では、普段の様子を美しく撮影してもらえてとても嬉しいです。」（30代・幼稚園保護者）
- 「大勢の中での写真よりも、少人数での大きな写真が嬉しいです。」（30代・幼稚園保護者）
- 「コロナ禍のため、行事に参加できなかったけれど、こうした写真があって本当に良かった。」（40代・幼稚園保護者）

これらのコメントから、保護者たちが普段接することができない幼稚園や保育園での子どもたちの成長過程を知ることができる写真に対して、深い感謝を示されています。

今後の展望

この調査結果を受け、私たちは今後の撮影方針を見直し、保護者のニーズに合った写真を提供する取り組みを強化していきます。特に、人間関係や環境といった観点に注目しながら、子どたちの遊びや活動の瞬間を豊かに表現する撮影スタイルを確立し、サービスの向上に努めます。

私たちの目指す方向性は、決して保護者のためだけでなく、子どもたちや教育機関全体にとっても重要な資源である写真を通じた「保育の可視化」です。このビジョンを実現することで、すべての関係者にとっての「幸せの源」となることを願っています。