2028年卒卒業予定学生の就職活動に見るAIの急成長
最近の調査によると、2028年卒業予定の学生における就職活動でのAI利用率が急激に上昇し、88.6%に達しました。この数字は前年と比較して37.7ポイントも増加しており、学生がAIを日常的に活用している様子が浮き彫りになっています。
調査の背景
株式会社Deep Growth Partnersが行ったこの調査では、520名の大学生・大学院生を対象に、就職活動におけるAIツールの利用状況と企業とのコミュニケーションの実態を探りました。特に2028年卒予定の学生は、大学生活の初期段階からAIに触れ、情報収集や作業の効率化にAIを積極的に活用しています。
このような背景の中、学生と企業の間には、どのような情報に価値を感じるのかというギャップが存在することが懸念されています。企業は従来の手法を取り続けており、従って企業が伝える情報が学生のニーズに合致していない可能性があります。
調査結果の詳細
AI利用率の急増
約90%の28卒学生が就活でAIを活用しているとの結果が出ました。特に「ほぼ毎日」AIを使っていると答えた学生は44.8%に及び、週に数回使うという学生も38.5%存在します。このデータからも、AIが学生の日常生活に浸透していることが分かります。
企業リサーチでのAI活用
AIを使用する際の主な目的としては、「企業を比較する」(47.7%)、「特定の企業について調べる」(42.9%)、「条件に合う企業を探す」(40.8%)が挙げられます。これにより、学生は必要な情報を迅速かつ効率よく取得しています。さらに、AIに期待する機能としては、「大量の情報を素早く整理・要約してくれる」(58.7%)との回答が最も多いことが確認されました。
人事に求めるもの
学生が企業の人事担当者に期待するのは、「求人情報には載っていないリアルな情報を提供すること」でした。本音のフィードバックを求める声も多く、AIでは代替が難しい部分での人間的な接触を感じ取ろうとしている様子が伺えます。
Deep Growth Partnersの提言
調査結果は、企業がいかにAIネイティブ世代を惹きつけるかが重要であることを示しています。コーポレートサイトやパンフレットに載せられた情報だけでは、学生にとっての価値は低く、逆に志望度を下げる要因ともなり得るのです。
「企業にはリアルなストーリーや社内の雰囲気を伝えることが必要です。学生との対話を大切にし、AIにはできない人間的な接触や本音のフィードバックが学生の心を動かす大きな要因となります。」
このような変化に伴い、企業は次の2つのアクションに取り組むべきです。
1.
採用コンテンツの“リアル化”: 現場での実際の働き方やストーリーを基にした、リアルな体験を可視化すること。
2.
リクルーターの“目利き・惹きつけ力”の強化: 学生一人一人に合わせたフィードバックができるような育成プログラムを導入することが求められます。
これらの取り組みを通じて、企業は優秀な人材の獲得を目指すべきです。さらに、株式会社Deep Growth Partnersでは、今後も学生への定期的なアンケートを実施し、企業の採用活動に役立つレポートを発信していく所存です。
この記事の調査レポートを基にした詳細なリサーチが気になる方は、ぜひ『28卒500名就活動向レポート』をご確認ください。