神戸の水族館が描く「未来の海」
2024年9月20日から12月2日まで、兵庫県神戸市のアクアリウム「アトア」で『プラスチックの海~変えられる未来~』という特別な企画展が行われます。この展示は、2050年には海のごみの量が魚の量を上回るという危機的な未来を考慮し、私たちの海洋環境について深く考えるための機会です。
展示内容と見どころ
展示では、実際に海から拾ったゴミを使用したアート作品や、海ごみに関する資料の展示が予定されています。また、未来の海を視覚的に表現した企画水槽「プラスチックの海」も注目を集めています。ここではマイクロプラスチックが漂う未来の海のイメージがリアルに再現され、来場者はこの問題に対してどう取り組むべきかを考えるきっかけになるでしょう。
アート作品の紹介
現代美術家の淀川テクニック氏が制作したアート作品、「箱入り魚シリーズ」は特に人気だと思われます。このシリーズでは、ライターやペットボトルのキャップなど、身近な漂流物を使ってカラフルな魚の形を作り出しています。見る人の心をわしづかみにするこれらの作品は、ただ美しいだけでなく、環境問題についてのメッセージをも持っています。
ワークショップもお楽しみに
企画展のオープニングイベントとして、9月21日には「ゴミジナル工作®」と題したワークショップが開催されます。淀川テクニック氏が講師を務め、参加者は実際に海から集めたゴミを使って、自分だけのアート作品を制作します。このユニークな体験に参加することで、環境問題についての意識を高められること間違いなしです。
参加方法と詳細
このワークショップは、2024年9月21日(土)に3回に分けて行われます。各回定員は10名、予約が必須ですので、参加希望者は早めの申し込みが推奨されます。料金は大人3100円、小学生2000円となっており、また年間パスや顔パスをお持ちの方は参加費が500円となります。
企画展の基本情報
- - 名称: プラスチックの海~変えられる未来~
- - 期間: 2024年9月20日(金)~12月2日(月)
- - 場所: アトア 3階FOYER
- - 入場料: 無料(別途入場料が必要)
- - 展示内容: 企画水槽、パネル、アート作品など
この展示を通じて、私たちの海が直面している問題に向き合い、未来の海を変えるために何ができるかを考えるきっかけにしてほしいと思います。
アトアの基本情報
アトアは神戸市中央区に位置し、すでに多くの人々に愛されているアクアリウム施設です。入場料は大人2600円、子ども1500円、幼児は500円となっており、特定のプランには貸切などもあります。興味のある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。