東京2025世界陸上に向けた新オフィシャルウエアが発表

アシックスが手掛ける新たなオフィシャルウエア

2025年に東京で開催予定の世界陸上競技選手権大会に向けて、アシックスジャパンが日本陸上競技連盟とともに新しいオフィシャルウエアを発表しました。このウエアは、日本のアスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されており、機能性とデザインの両立が魅力です。

ウエアの3つのテーマ

新しいウエアは、「COLOR＆GRAPHIC（カラー＆グラフィック）」「LIGHT WEIGHT（ライトウエイト）」「BREATHABILITY（ブリーザビリティ）」の3つのテーマを基にしており、それぞれのテーマが選手たちの競技におけるパフォーマンスを向上させるために設計されています。

デザイン特徴

新オフィシャルウエアは、日本の伝統芸能からインスパイアを受けた独自の意匠が施されており、アスリートの動きを反映した躍動感溢れるグラフィックが特徴です。使用されているカラーは、朝日をイメージした鮮やかな「サンライズレッド」が基調になっており、その色合いは新しい日の始まりや未来への期待を見事に表現しています。特に、「サンライズレッド」は2015年から日本の存在感を象徴するカラーとして採用されています。

主なアイテムの紹介

新しいオフィシャルウエアには、さまざまな競技に対応したアイテムが含まれています。その中でも特に注目されるのが、シングレットです。シングレットは軽量性を追求しており、ペットボトル由来のリサイクルポリエステルを使った約46グラムの軽量素材が採用されています。この素材は、前回の世界陸上で使用されたモデルよりも約10%軽量化されており、選手の動きを妨げません。また、深い袖ぐりデザインによって肩や背中の不快感も軽減されています。

他にも、通気性が優れたマラソン用のシングレットもラインアップに加わっています。アシックスの独自技術「ACTIBREEZE」も搭載しており、体温が上昇しやすい部位を特定して湿度を効果的に低下させる工夫が施されています。これにより、選手は快適な状態でレースに臨むことが可能です。さらに、選手が着用する各種ユニフォームや試合前のウオーミングアップ、開会式や表彰式で使用するウエアなどの全38アイテムが提供される予定です。

「東京2025世界陸上100 Days To Go!」イベント

未来を見据えた新たなウエアの発表に合わせて、2025年の世界陸上競技選手権大会に向けての100日前イベント「東京2025世界陸上100 Days To Go!」が開催されます。このイベントは、2024年6月7日（土）と8日（日）の2日間、東京の行幸通りで行われ、家族連れや競技ファンが楽しめる「キッズアスリートチャレンジ」など、様々なプログラムが用意されています。

また、マラソンの野口みずき選手や走高跳の戸邉直人選手、110メートルハードルの金井大旺選手といった著名なアスリートも登場し、素晴らしい競技パフォーマンスを披露します。日本代表選手が着用する新たなオフィシャルウエアも展示されるため、陸上ファンにとっては見逃せないイベントとなるでしょう。

イベントの参加は無料で、さらに多くの人々に陸上競技の魅力を届ける場として期待されています。是非この機会に、新たなウエアとともに、世界陸上への熱い想いを感じに来てはいかがでしょうか？