セカンドライフ広告戦略
2007-10-10 14:00:52
エン・ジャパン、セカンドライフで革新的広告施策を実施!
エン・ジャパン、セカンドライフで革新的広告施策に挑む!
求人情報サイト大手のエン・ジャパン株式会社が、3D仮想空間プラットフォーム『セカンドライフ』において、画期的な広告施策を実施しました。この広告は、株式会社新東通信が開発した「SLPPA(スルーパ)」という、アバターが広告ツールを装着し、他のアバターに接近することでブランド認知を図る画期的な広告商品です。
10月23日より、セカンドライフ内の日本人ユーザー居住区「マグスル東海」栄地区テレビ塔広場にて、エン・ジャパンのブランドロゴがデザインされた広告ツールを用いたキャンペーンが展開されています。この取り組みは、セカンドライフという新しいプラットフォームで、どのように広告効果を発揮するかを検証する実験的な側面も持ち合わせています。
セカンドライフ広告の新たな可能性
SLPPAは、アバター同士の接近回数に基づいて広告料金が支払われる、斬新な「接近保証型(PPA:Pay Per Approach)広告」です。広告ツールにはセンサーが組み込まれており、他のアバターが一定の範囲内に近付いた際にカウントされ、そのカウント数に応じて成果報酬が発生する仕組みです。このシステムにより、従来の広告手法では難しかった、3D仮想空間におけるユーザーへの効果的なアプローチが可能になります。
エン・ジャパンの鈴木康孝氏(メディア開発本部 プロモーション部 部長)は、「セカンドライフを利用するユーザーへの新しいアプローチとして、非常に注目し、期待している。3Dウェブプラットフォームにおける実験的な試みでもある」と、今回の取り組みへの意気込みを語っています。
新東通信とマグスルとの連携
今回の広告キャンペーンは、広告会社の新東通信と、セカンドライフ内日本人専用居住区「マグスル東海」を共同運営するマグスルとの連携によって実現しました。新東通信は、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、SPなど、多様な媒体を扱う広告会社として知られています。2007年8月にはマグスルと共同で「マグスル東海」の運営を開始し、セカンドライフへの企業参入支援にも取り組んでいます。
エン・ジャパンの取り組み
エン・ジャパンは、インターネットを利用した求人求職情報サービスにおいて、トップクラスの企業です。代表的なサービスとして、転職サイト「en」シリーズ([en]社会人、[en]学生、[en]アルバイトなど)や、転職コンサルタント、派遣サービスなどを展開しています。2000年1月設立、2001年6月にはヘラクレス市場に上場しており、常に業界をリードする存在です。
3D仮想空間広告の未来
今回のエン・ジャパンによるセカンドライフ広告は、企業が3D仮想空間をマーケティングに活用する一つの成功例として、大きな注目を集めています。今後、セカンドライフのような仮想空間での広告は、より高度化・多様化していくことが予想され、新たな広告表現の模索が加速していくでしょう。今後、この取り組みが、他の企業にも影響を与え、3D仮想空間広告市場の活性化に繋がることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社新東通信
- 住所
- 愛知県名古屋市中区丸の内
- 電話番号
-
052-951-3831