2025年版「共働き子育てしやすい企業ランキング」が発表!今注目の企業はどこか?
働く女性たちを支える企業の姿勢が顕著に表れた2025年版「共働き子育てしやすい企業ランキング」が発表されました。本ランキングは、株式会社日経BPが運営する『日経クロスウーマン』が実施したもので、その結果は国内の467社からの調査に基づいています。特に注目されるのは、企業がどのように女性たちのキャリア形成を支援し、ライフスタイルの向上に寄与しているかです。
今年のランキングでは、男女間の賃金格差に関する要素が新たに取り入れられ、より客観的な評価が可能になりました。24項目にわたる評価基準をもとに、参加企業は122点満点で評価され、最終的に200点に換算されています。この評価には、法政大学の教授や育休後コンサルタントといった専門家による厳正な審査があったことも注目です。
数ある評価基準の中でも、特に重要視されたのは、男性社員の育休取得率やその取得期間、そして子育て中の社員をサポートする具体的な仕組みのもとに行われた企業の取り組みです。たとえば、育児中の社員が利用できる保活やシッターの手配など、あらゆる面から支援が求められています。また、過去3年間での女性社員の昇進・昇格実績や、男性社員の育児休業取得状況なども、評価の重要ポイントとなりました。
このような項目を重視する企業が増える中、上位に選ばれた企業は多様な取り組みを見せています。上位5社は以下の通りです。
1. アフラック生命保険(得点: 131.3)
2. 東京ガス(得点: 130.8)
3. パーソルホールディングス(得点: 129.3)
4. イオン(得点: 125.0)
5. PwC Japanグループ(得点: 124.6)
特に、アフラック生命保険は前年よりも順位を上げての1位獲得となりました。この企業では、年間の正社員労働時間がOECDの平均に近い1700時間台に抑えられる一方で、管理職向けの育児支援研修やネットワーク構築が行われており、これが高い評価を得ています。これら取り組みの背景には、家庭と仕事を両立させる意義が強く感じられます。
調査は2025年の1月から2月にかけて実施され、対象は国内有力企業4543社。その中から回答を得た467社において、企業の女性活躍度を測るための独自の指標に基づいてランキングが作成されました。この結果は、今後の企業における職場環境の改善や働き方改革の指針となることでしょう。今後も共働き子育てしやすい環境作りを進める企業に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社 日経BP
- 住所
- 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号
- 電話番号
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