若年女性の美に対する関心と悩みの実態を調査！化粧・体毛の悩みの変遷

若年女性の美容に対する関心と悩み

近年、女性の美容意識は高まり、その悩みは世代によっても異なります。特に15～19歳の若年層においては、肌や髪の悩みが多く、さらに化粧をし始める時期も早くなっていることが明らかになりました。株式会社クロス・マーケティングが2024年に実施した調査では、全国の女性1,375名を対象に、美容に関するさまざまな要素について分析が行われました。

顔の肌悩みと髪の悩み

調査によると、15～19歳の女性が最も気にしている肌の悩みは「ニキビ・吹き出物」で、続いて「毛穴が目立つ」が挙げられています。20代でも同様に「ニキビ・吹き出物」が上位にきており、年代を問わずこの悩みは根強いようです。その一方で30代以上の女性は「シミ・ソバカス」が増えており、年齢と共に美容上の悩みも変化することが見て取れます。

髪に関しては、同じく15～19歳と20代は「くせ毛・うねり」を気にする声が多く、40代以上では「白髪」が主要な悩みとして挙げられました。これらの結果から、若年層は肌と髪の問題に特に敏感であることが分かります。

化粧を始める時期

化粧をし始める時期については、15～19歳の女性の43％が中学生までにメイクを始めたと回答。特に中学生の割合は33％に達します。この結果は、若い世代が早くから美容に目覚める傾向を示唆しており、成人後もその影響が続いているようです。

また、化粧を始めた世代は20代で16％、30代で15％と、少なくとも一度は若い時期に化粧に手を出していることが分かりました。これにより、今後も若い世代が美容に対する投資を続けることが考えられます。

体毛の悩みと脱毛の傾向

体毛問題は、全体の40％が悩んでおり、特に15～19歳では62％に達します。この年齢層では「小学生の頃」から気になるようで、体毛に対する意識の早期の高まりが確認されました。

脱毛に関して、主に「脇」「脚・足」「腕・手」の部分で施術を受けたという結果も多く、特に30代から40代にかけてこの傾向が顕著となっています。

ネイルケアと美容医療への関心

ネイルケアに関しては、全世代の中で「ハンドクリーム」がトップを占め、特に15～19歳では「爪磨き」や「甘皮処理」が他の年代よりも多く行われています。これもまた、美容意識の高さを物語っています。

また、行ってみたい美容医療や施術としては、レーザーを用いた脱毛やシミ取り、ハーブピーリング、歯のホワイトニングなどが挙げられ、若い世代がこれらの施術に対して高い興味を持っていることが伺えます。