岡山大学の津島遺跡で歴史探訪！おさんぽの会が盛況に開催

2025年11月22日、岡山大学大学院社会文化科学研究科による「津島遺跡第2回おさんぽの会」が開催されました。場所は岡山県総合グラウンド内の津島遺跡＆スポーツミュージアムと、大学の津島キャンパスにあるJテラスカフェで、約15名の参加者が集まりました。

開会の挨拶を行ったのは、楯築ルネッサンスの副代表、近重博義氏。彼の言葉を受けて、参加者は早速、学芸員から津島地域の稲作の歴史や展示品について詳しい解説を受けました。特に、弥生土器の展示は注目が集まり、参加者はその貴重な文化遺産に触れることができました。

その後、津曲真人氏の案内で水田跡や高床式倉庫を見学。古代の生活に思いを馳せる貴重な体験となりました。

Jテラスカフェでは、心理学実験の第一人者である三谷惠一名誉教授による特別講座が開催され、参加者たちはその内容に興味津々。講座では、現代美術ギャラリー「ヒロチカシゲギャラリー」からの情報も交え、心理学の最新のアプローチが紹介されました。

また、本学の大学院生である白石奈津栄さんが発表した研究が注目されました。彼女はアメリカ社会老年学会での発表を受けて、高齢者の身体活動とポジティブなエイジングとの関連について解説。地域社会の健康促進や生涯学習の重要性についても触れました。

このように「おさんぽの会」は、学びの場としてだけでなく、地域との交流を深める場としても機能しました。参加者は歴史を学びつつ、心身の健康についても考えるきっかけを得たことでしょう。

次回は2026年2月14日（土）15:30から開催予定です。津島遺跡の見学に続き、Jテラスカフェを貸し切って槇野博史名誉教授によるスライドショーとディスカッションを企画。地域を巻き込んだ活動が今後も続くことを期待したいです。

この取り組みは、岡山大学が地域中核・特色ある研究大学として、社会に貢献する活動の一環でもあります。皆さんも次回の参加にぜひご期待ください。