医療と教育の新しい支援機関、ユイロ高等学院の設立
私たちは、都内にあるユイロ高等学院が新たに医療と教育をつなぐ「第3の支援機関」としての役割を果たすことを発表しました。通信制高校サポート校としての新たなスタートを切るユイロ高等学院は、病気を治す医療機関でもなく、勉強を教える教育機関でもない位置づけを模索します。これは、現代の不登校問題に対する新たな解決策を提供することを目的としています。
不登校の現状
文部科学省によると、令和5年度における高等学校の不登校生徒数は約69,000人となり、過去最高を記録しています。このデータからも分かる通り、多くの生徒とその家族が進路について悩み、行き先を見失う状況が続いています。ユイロ高等学院は、2022年から株式会社才流の子会社として運営を開始し、その中で直面した課題がこの問題をさらに深刻化させていると感じています。特に、「未病」と呼ばれる状態にある、医療機関に通うほどではないが心身の調子が整わない生徒が多数存在しているのが大きな問題です。
これまでは「治すための医療機関」と「教えるための教育機関」の二者択一でした。しかし、心の健康が整わない状態では進路も考えられないという生徒や保護者が多く、そのための解決策が求められています。松下社長が提唱する、心と進路の双方向からアプローチする「第3の支援機関」の必要性は、こうした社会的背景から生まれています。
ユイロの独自技術
ユイロが提供する「心のMRI」とも言える診断技術「キャリアのABC診断」は、生徒の内面的な側面を多面的に可視化するものです。この診断法は、環境選択(Area)、心身形成(Battle)、自己認識(Character)という3つの領域から構成され、偏差値だけでは測れない生徒の成長の可能性を論理的に導き出すことが可能です。
この新たなアプローチは、主観や経験に依存しない精密な診断を目指しています。生徒一人ひとりに合った適切な支援を行うため、ユイロは科学的に根拠のある診断を提供し、生徒が自発的に進路を選ぶ手助けをします。
共同研究の意義
ユイロは、ウェルビーイングの専門家である前野隆司氏との共同研究を通じて、この診断技術の妥当性を学術的に検証する取り組みを開始しました。研究は2025年の11月から始まり、さまざまな研究内容を通じて「キャリアのABC診断」の具体的な効果が評価されます。これにより、単なる感覚や経験則に基づく進路指導から、科学的なデータに基づく支援モデルの構築が期待されています。
終わりに
ユイロ高等学院は、医療と教育を結びつけることで「心のインフラ」を整え、すべての子どもたちが自分らしいキャリアを描けるよう支援します。私たちの挑戦が、今後の教育現場における大きな変革の一歩となることを願っています。