スノーボードブランドFLUXがテリエ・ハーコンセン氏と提携
FLUX(フラックス)は、スノーボードブランドとして長い歴史を有し、これからの市場においてさらなる躍進を目指しています。その一環として、テリエ・ハーコンセン氏とのアドバイザリー契約を結んだことが発表されました。契約締結日は2024年8月15日で、主にスノーボードバインディングとブーツに関する開発での協力が期待されています。
契約締結の背景
FLUXは創立から30年以上の歳月を経て、スノーボード業界における自身のブランドを見つめ直す時期に来ています。国内外での競争が激化する中、同社は世界市場でのシェア拡大を図るため、テリエ氏の豊富な経験と知見が必要だと判断しました。テリエ氏は、スノーボードの成り立ちを見続けてきた第一人者であり、そのキャリアは大会や映像作品を通じて数々の偉業を残しています。このような背景が、FLUXとテリエ氏との提携を促したのです。
テリエ氏は、「FLUXはすでに歴史があり、そのバインディングは広く認知されています。これから、ブーツとバインディングにおいて、より快適で良いライディング体験を提供するための工夫を進めていくのが楽しみです」と語っています。この言葉は、他のアスリートの多くにインスピレーションを与えるものです。
テリエ・ハーコンセン氏のプロフィール
テリエ・ハーコンセン氏は、1974年10月11日にノルウェーのヴィニエで生まれました。90年代にはスノーボード大会で数多くのタイトルを獲得し、特にUSオープンや世界選手権、ヨーロッパ選手権などでの成功が有名です。また、映像作品にも出演し、その中には、今でも評価される名作が多く含まれます。スノーボード界初の劇場版映画「FIRST DESCENT」にも主演しており、彼の活動は多岐にわたるものでした。
FLUXバインディングの歴史
FLUXのバインディングは1992年に「日本人の足に合う最高のバインディング」を目指して開発が始まりました。独自の樹脂成型技術とデザイン力を駆使し、世界中のスノーボーダーからも信頼を受けてきました。これまでバインディングはデザイン面での脇役と言われてきましたが、FLUXは水転写技術を用いて、そのファッション性を高める取り組みも行っています。これにより、スノーボードギアにおいても自由な表現ができるようになり、他のブランドとの差別化を図れています。
今後の展望
32年前に「FLUX」が開発を開始して以来、様々な製品が進化を遂げてきました。近年は国内外でのライダーが「FLUX」を使用し、そのパフォーマンスを示しています。テリエ氏との提携により、FLUXはさらに技術面での進化を果たし、より良い製品を世に送り出すことが期待されています。これは、スノーボードシーン全体の発展にも繋がるでしょう。
共同開発の成果として、快適さと機能性を兼ね備えた製品のラインアップが待たれます。FLUXとテリエ氏の今後の取り組みが、業界にどのような影響を与えるのか、引き続き注目したいところです。