インドネシア人介護人材の招聘を強化する新たな協定締結
2023年6月18日、大東建託グループの大東建託リーシング株式会社とケアパートナー株式会社が、インドネシア人の介護人材を招聘し育成するための協定書を締結しました。この取り組みは、急速に進む日本の高齢化に伴う人手不足問題を解決するための重要な一歩となります。
各社の役割と目的
groupは、インドネシアの人材育成において著名なBINAWAN GROUPと連携し、インドネシア国内での人材募集や教育を担当します。このBINAWAN GROUPは、国際的な就職紹介に特化しており、インドネシアから優秀な人材を日本に紹介する役割を果たします。
一方、大東建託リーシングは、日本における住居手配や福利厚生の提供を行い、ケアパートナーはインドネシア人材の介護施設での採用や実務指導、キャリア形成を支援します。また、森興産株式会社がプロジェクト全体の運営やサポートを担うことで、各社の専門性を活かした協力関係が築かれています。
日本の介護業界は、高齢者の増加に伴い、深刻な人手不足が問題視されています。この協定により、インドネシアの若手人材が日本で安心して働き、生活できる環境を整えることで、日本社会の持続的な発展に寄与することが期待されています。
ケアパートナーの今後の展望
ケアパートナー株式会社は、2029年までに従業員数と事業所数を倍増させる計画を立てています。2022年にはベトナムのドンア大学と提携し、ベトナム人学生をインターンとして受け入れるプログラムを開始。日本国内での外国人材の受け入れを推進することで、職場環境の多様性を高めています。
現在、約3,000名の従業員を抱え、全国に159の介護事業所を持つケアパートナーは、2029年までに新たに140の住宅型有料老人ホームを開設することを計画しており、その中で特に外国人材の採用にも力を入れていく方針です。今後、400名のインドネシア人を新たに採用する見込みです。
このプロジェクトは、日本の高齢化問題に立ち向かうための大きな stepping stoneとなることでしょう。各社の強い意志と連携が、一層進展し、高齢者が安心して暮らせる社会を作り上げることが期待されています。
このような取り組みは、日本が国際的な視点からも成長していくための重要な基盤となるでしょう。インドネシアの若手人材が日本の介護業界で活躍することで、文化と技術の交流が進み、地域社会がさらに豊かになることを願っています。