ものづくりの現場での問題解決の新たな一冊
新たに発行された『ものづくりの現場で問題が起きたときに読む本』は、ものづくり業界において問題解決に取り組む管理者や現場リーダーに向けた実践的な情報を提供します。この本は、市岡和之氏による、実際の現場での経験を基にした「あるある」体験談を通じて、問題解決のヒントを導き出します。発行元のインプレスグループは、IT関連メディア事業を多岐にわたって展開している企業です。
発行の背景
本書は、ものづくり現場における問題解決がスムーズにいかない理由を分析し、それを理解することで、どう対応していくべきかを示唆することを目的としています。著者はこれまでの経験を活かし、行動心理や人間の思考プロセスを駆使した問題解決法について詳しく解説しています。
書籍の内容
本書の内容は以下のように構成されています:
- - はじめに :問題解決の重要性を横断的に紹介。
- - 第1章 行動心理が問題解決の邪魔をする? :何故人は問題に直面した時に特定の行動を取るのか。
- - 第2章 説明責任を果たすのは難しい? :問題が発生した際の責任の所在と心理的負担について。
- - 第3章 問題解決よりリスク回避が優先? :危機管理における優先順位の変更。
- - 第4章 PDCAはなぜ回らない? :伝統的問題解決手法の限界。
- - 第5章 しくみはわれわれの自由を奪うものなのか? :組織内のルールと自由度。
- - 第6章 現状分析がわれわれを救ってくれる:問題解決への第一歩は現状理解から。
- - 第7章 ツールは使われるものではなく使うもの:ツールの適切な利用法。
- - 第8章 その問題、解決できます:具体的な解決策と実施方法。
- - いまさら聞けない品質用語集:専門用語の解説。
- - おわりに:本書のまとめと今後の展望。
著者の紹介
著者の市岡和之氏は、組織の人材育成や業務改善に携わるKAIOS社の代表。また、自動車部品サプライヤーに20年以上所属し、製品設計、工程設計、品質管理などに従事してきた経歴を持ちます。彼は独自の問題解決手法を構築し、研修やセミナーを通じて多くの人々に知識を広めています。さらに、彼は『問題解決の教科書CITA式問題解決ワークブック』を2024年に出版予定です。
販売情報
この本は電子書籍と印刷書籍の両方で販売され、電子書籍版は1,800円(税別)、印刷書籍版は2,600円(税別)で提供されます。販売を開始するストアには、Amazon Kindle、楽天kobo、Apple Booksなどが含まれ、全国の一般書店でも取り扱われる予定です。
本書は、ものづくりにおける具体的な問題解決に役立つ情報を盛り込んでおり、さまざまな職種や業界に携わる人々にとっての貴重な参考書となるでしょう。今後の業務において、実践的な知識を求める方々にぜひ手に取っていただきたい一冊です。