JEPLANがNEDOからPETケミカルリサイクル技術の国際実証を獲得！

JEPLANがNEDOと共に進めるPETケミカルリサイクル技術の国際実証事業

株式会社JEPLAN（以下、JEPLAN）は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）から、PETケミカルリサイクル技術に関する国際実証事業の助成金交付を受けることが決定しました。これは、脱炭素化とエネルギー転換に資する技術の普及を目指す取り組みの一環であり、心強いスタートを切ることとなります。

この取り組みは、2024年12月に実施される予定で、具体的な実証研究は、アラブ首長国連邦（UAE）におけるリサイクルサプライチェーンの構築に向けて行われます。JEPLANは、同国でPETケミカルリサイクル技術の専門知識を用いて、環境にやさしい資源循環を目指す体制を整えています。

2023年12月には、UAEで実施される実証可能性調査に関する契約がNEDOと締結されており、この調査では新技術の妥当性や市場性、さらに事業化の手続きについて詳しく評価される予定です。このプロジェクトは、2024年6月のステージゲート審査を通過し、実際のプロジェクトに進むことが決定しました。

JEPLANは、グループ会社であるペットリファインテクノロジー株式会社を通じて、この分野での商用化に挑戦し続けています。ペットリファインテクノロジーでは、使用済みのペットボトルを原料とした新しいリサイクル技術を用いて、廃PETを分子レベルまで分解し、高品質な再生PET樹脂を生成しています。これにより、石油由来のプラスチック製品と同等の品質を持つ製品を安定的に供給し、資源の使用削減とCO2排出量の削減に貢献しています。

本事業の目的は、UAEにおけるペットボトルなどのリサイクルを促進し、技術の妥当性を確認することにあります。JEPLANは、成果目標や実施計画を策定し、実証研究の実施に向けた手続きを進めています。2025年末には、事業化評価のための結果がまとめられる予定です。

JEPLANは今後も、「あらゆるものを循環させる」という企業理念のもと、国内外のパートナーと連携しながら、さらなるサステナビリティの向上を目指します。その姿勢は、サーキュラーエコノミーの推進と環境問題解決に向けた取り組みとして、多くの期待が寄せられています。JEPLANの技術とビジョンは、未来の資源循環社会を形作る重要なピースとなるでしょう。