TOTEMEが東京で新たなアートエキシビションを展開
スウェーデンの名門ファッションブランドTOTEMEが、2025年11月7日から14日までの8日間、東京の原宿エリアで初めてのパブリックアートエキシビション「SILHOUETTES」を開催します。このエキシビションでは、ファッションとアートが融合する特別な空間を提供し、来場者に新たな体験をもたらします。
展覧会が行われるのは、原宿にあるインスタレーションスペース「StandBy」です。この場所は、オープンエアのアートギャラリーとして再構築され、彫刻的なコンクリート構造の中で、スウェーデンのアートをTokyoに持ち込む重要な舞台となります。
目を引く作品たち
本展では、スウェーデン人アーティストMats Gustafsonによる大判の水彩画5点が展示されます。これらの作品は、TOTEMEが展開する2025年秋冬コレクションからインスピレーションを受けており、ファッションイラストレーションの新しい形を提案しています。Gustafsonは、ラインやプロポーション、動きによってTOTEMEの持つ彫刻的なシルエットを見事に再現し、ファッションの本質を探求しています。
また、この展示では、パリでのTOTEMEのランウェイショーの映像とGustafsonのアート作品が組み合わされます。「Silhouettes」は、精密に作られた服が有機的なジェスチャーとして表現されることで、観る人々に新しい視点を提供します。無骨なコンクリートが繊細さを引き立てており、作品群の存在感をより強めています。来場者には、本展でしか手に入らない限定ポスターもプレゼントされる予定です。
ブランドの哲学
TOTEMEの共同創設者Karl Kindmanによれば、「私たちは、精度と抑制が共存する表現に魅了されています。Matsの作品は、その哲学を具現化しており、TOTEMEの本質—プロポーション、素材、態度—を深く掘り下げて評価しています。」と述べています。
TOTEMEの2025年秋冬コレクションは、Ginza Sixを含めた一部の店舗でも見ることができます。これにより、ファッションとアートの融合した体験を提供し続けています。
エキシビションの詳細
- - 期間: 2025年11月7日(金) - 11月14日(金)
- - 時間: 11:00 AM - 7:00 PM
- - 会場: StandBy 東京都渋谷区神宮前5-11-1
- - 入場: 無料・予約不要
TOTEMEは2014年にエリン・クリングとカール・リンドマンによって設立され、スウェーデンのデザインやスタイルを反映した女性向けのファッションを提供しています。彼らのデザイン哲学は、ある特定の役割や着用シーンに基づいており、洗練されたデザインと素材の使用にこだわっています。
Mats Gustafsonは1970年代後半から活動する著名なアーティストであり、彼のアートも世界中で評価されています。Gustafsonが手掛ける作品は、ミニマルでありながら深いメッセージ性を持ち、ファッション界にも多大な影響を与えています。彼のアート作品は、ニューヨークとストックホルムで制作・展示されることが多く、国際的に知られた存在です。彼の視点がどのようにTOTEMEの哲学と融合しているのか、エキシビション「SILHOUETTES」で体験することができるでしょう。