ユスリカ対策の新常識
2025-07-15 11:19:10

大阪・関西万博でのユスリカ対策!エアカーテンがもたらす快適空間

万博会場でのユスリカ対策



大阪・関西万博「EXPOメッセWASSE」では、株式会社フカガワのエアカーテンが注目を集めています。このエアカーテンは、特に会場内におけるユスリカと呼ばれる蚊に似た飛翔昆虫の大量発生への対策として導入されました。具体的には、4カ所の入口に20台のエアカーテンを設置し、見えない「空気の壁(エアバリア)」を形成。これにより、ユスリカなどの軽量な昆虫の侵入を物理的に遮断しつつ、来場者の動きを妨げない環境作りに貢献しています。

防虫と節電の両立



エアカーテンの防虫効果は、すでに他の施設で実証されており、静岡市清水区にあるマグロ冷凍倉庫では、秋の大量発生する蚊の侵入を大幅に減少させたとの評価が得られました。また、エアカーテンの主な導入目的の一つは、夏場の冷気漏れの防止による電気代削減です。外気温が30度を超える中で、-5度の冷凍室の開口部が長時間開放されても冷気が漏れないため、節電効果がとても高いと現場からも好評を得ています。

幅広い用途での導入実績



株式会社フカガワは、全国で約200台以上のエアカーテンを販売しており、そのうちの約半数は冷凍・冷蔵関連の施設に使用されています。一般商業施設や工場、倉庫では、電気代の削減、結露や霜の付着の予防、さらには労働環境の改善や防虫・防煙・防臭対策など多岐にわたるニーズを満たすために利用されています。

導入事例とその効果



2022年には福岡県小郡市の冷凍物流センターがエアカーテンを導入し、-25度の環境でも2カ月ごとに2時間かかっていた霜取り作業が不要になったとの喜びの声が上がっています。また、千葉県に新たに竣工した大型冷凍冷蔵倉庫では、一度に37台のエアカーテンが導入されるなど、システムの導入が広がっています。

このエアカーテンの特徴は、FRICO社の「サーモゾーンテクノロジー」に依存しており、高効率ECモーターと独自の整流設計によって噴流の隙間をなくし、虫の飛行を遮断する長距離エアバリアを実現しています。これにより、異なる温度のゾーンであっても、エネルギーの浪費を抑え、持続可能な環境が整備されます。

今後の展望



今後、大阪・関西万博では気温が上昇することで、飛翔昆虫の活動が活発化することが予想されます。そのため、エアカーテンは商業施設や食品工場などでの防虫対策としてだけでなく、夏場の電気代削減や労働環境の改善も目的とする企業にとって重要な要素となるでしょう。

会社概要



株式会社フカガワは、空調設備業界において空調ダクトをはじめとする成型機器や関連部材を製造・販売し、快適な空間づくりを提案しています。また、国内外に36拠点を有し、先進的な技術を用いたDX推進にも取り組んでいます。公式ウェブサイト: フカガワ


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会社情報

会社名
株式会社フカガワ
住所
埼玉県川口市西青木2-9-5
電話番号
048-257-3111

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