Questetra BPM Suiteが導入する新機能「AIエージェント工程」の魅力とは
株式会社クエステトラが新たにリリースしたクラウド型ワークフロー製品『Questetra BPM Suite』の「AIエージェント工程」は、生成AIの活用を一層簡単にする機能です。これにより、業務プロセスの効率化が大いに期待されます。
新機能「AIエージェント工程」とは
「AIエージェント工程」は、ユーザーが自然な日本語で指示を入力することによって、AIが自動的に処理を実行する機能です。特別なプログラミングの知識は一切不要で、現場の担当者は簡単に業務にAIを統合できます。例えば、「問い合わせ内容を要約してください」「この文章を英訳してください」といった指示を出すだけで、AIが迅速に対応することが可能になります。
この機能は、バックエンドにAnthropic社が提供するClaude 3.5 Sonnet v2モデルを採用しており、高度な理解力と応答精度を誇ります。AIが生成したコンテンツは、そのまま業務に利用することもできるうえ、次の工程で人間が確認することもできるため、業務の安全性と正確性が保たれます。
生成AI導入への課題
最近の日本企業においては、生成AI活用への期待が高まる一方、その実態はというと、多くの企業が「工数削減」「コスト削減」を求める中で、導入を迷っているのが現状です。多くの企業が抱える課題としては、生成AIの利用方法に関する知識を持つ人材が不足していることや、実際の業務で生成AIをどのように使うかの明確なイメージが湧かないことが挙げられます。
AIエージェント工程の利点
従来、Questetra BPM Suiteにおいて生成AIをワークフローアプリに組み込む際にはAPI連携の設定が必要だったため、専門知識を持つ人材が欠かせませんでした。しかし、「AIエージェント工程」はBasic / Advanced / Professionalのすべてのエディションで追加費用なしで提供されるため、より多くの企業がこの機能を活用できるようになります。
例えば、翻訳や要約、データ分類など、業務上よく行われる用途に柔軟に対応します。また、ワークフローの任意の位置にAI工程を配置できるため、現場のユーザーも悩むことなく、まずは試してみることができ、具体的な効果をすぐに実感できる点が魅力です。
開発者の声
株式会社クエステトラのCTOである畠中晃弘氏は、「AIエージェント工程は、生成AIの活用方法がわからないという現場の最大の課題に立ち向かっています。AIが業務プロセスにシームレスに溶け込むことが、業務の生産性を大きく向上させるでしょう」と述べています。
パートナー企業の反応
医療業界に特化したコンサルティング事業を展開している株式会社ハイスマート代表取締役の粂直人氏も、今回の新機能について高く評価しています。「AIエージェント工程は、特別な知識がなくても生成AIを業務プロセスに利用できるため、医療業界でも迅速な改善サイクルを実現できるはずです」とのことです。
Questetra BPM Suiteの全貌
Questetra BPM Suiteは、業務プロセス管理システム(SaaS BPMS)であり、Webブラウザを通じてワークフローシステムの開発と運用が可能です。プログラミングの知識がなくても、業務部門が主導で継続的な業務プロセスの改善ができます。
例えば、稟議申請や見積もり提出、問い合わせ対応などの業務プロセスをノーコードで構築できます。生成AI機能を取り入れることで「ドラフト文書の自動生成」や「回答案の草案作成」といった知的作業の自動化も実現できます。
まとめ
「AIエージェント工程」は、業務の自動化を通じて企業の生産性を高めるための強力なツールです。この新機能により、AIが現場の業務プロセスの一部として溶け込み、企業の成長を促進することが期待されます。詳細は
公式ウェブサイトをご覧ください。