福島日産と福島ファイヤーボンズの地域貢献活動
福島日産自動車株式会社とプロバスケットボールチーム福島ファイヤーボンズが、地域貢献活動において強力なタッグを組み、注目を集めています。その取り組みの一つとして、2024-25シーズンから開始された『フクニチャージパス』は、ファイヤーボンズの勝利ごとに、県内の小学校にバスケットボールを寄贈するというものです。
10月31日には、今季初勝利を記念して、福島市立三河台小学校にバスケットボール2球が贈られました。6年生の代表児童は、贈られたボールを嬉しそうに受け取ると、「みんなで楽しく使いたい」と笑顔で話しました。贈呈式には、福島日産自動車の金子社長と、福島スポーツエンタテインメント株式会社の西田社長も出席し、子どもたちへ直接ボールを手渡しました。
11月6日には、2勝目を記念して郡山市立安積第一小学校にもバスケットボール2球が贈られ、地域の子どもたちへのスポーツ支援を継続しています。
さらに、両社はホームゲーム会場でフードドライブ活動を3回実施。集まった食品は、子ども食堂などに配布され、地域社会への貢献を多角的に行っています。
また、両社の共同プロジェクトとして、ファイヤーボンズの選手がデザインしたユニパッチンの販売も開始されました。多田武史選手、菅野翔太選手、ラポラス・アイヴァナーカス選手を筆頭に、選手たちがデザインしたユニークなパッチンの売上の一部は、福島の子どもたちを支援する基金に寄付されます。
これらの活動は、単なるスポーツイベントの枠を超え、地域社会の活性化、子どもたちの育成、そしてスポーツを通じたチャリティという、複数の社会貢献目標を達成しようとする、非常に意義深い取り組みといえます。
福島日産の企業理念とフクニチャージ
福島日産自動車は、創業以来、福島県民に安心のカーライフを提供してきました。しかし、その取り組みは、自動車販売やサービスにとどまりません。人口減少や少子高齢化といった地域課題への取り組み、再生可能エネルギー社会への貢献、SDGsへの積極的な参加、そして災害対策など、幅広い社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。
『フクニチャージ』は、福島日産の電気自動車事業の総称であると同時に、「福島に元気をチャージする」という企業理念を表す言葉でもあります。この理念は、今回のファイヤーボンズとの連携活動にも明確に反映されており、地域社会への貢献という企業姿勢が、具体的な行動として示されています。
まとめ
福島日産と福島ファイヤーボンズの連携による地域貢献活動は、単なる企業の社会的責任活動にとどまらず、地域社会に活力を与える、持続可能な取り組みとして高く評価できます。今後も、両者の連携が、福島地域の活性化に大きく貢献していくことが期待されます。バスケットボールの寄贈、フードドライブ、ユニパッチンの販売という具体的な活動を通して、地域の子どもたちを支援し、スポーツ振興に貢献する姿勢は、他の企業や団体にとっても模範となるでしょう。
この取り組みは、地域社会への貢献という企業の姿勢を明確に示し、企業とスポーツチームが一体となって地域を盛り上げ、持続可能な社会の実現を目指すモデルケースとして、注目に値します。