Formlabs製スライサーソフト「PreForm」の最新バージョンが登場
株式会社システムクリエイトが、Formlabs社のSLAおよびSLS 3Dプリンター専用スライサーソフト「PreForm」の最新バージョンを10月15日にリリースしました。この新バージョンには、造形準備を効率化し、カスタマイズ性を高め、材料使用量を削減する5つの新機能が追加されています。
新機能のご紹介
1. くり抜き機能
最初にご紹介するのは「くり抜き」機能です。この機能は、3Dモデルの内部を中空にすることで、材料の消費を抑えます。特に、機能が求められないパーツや展示用のモデルには最適です。しかし、強度が必要なパーツに関しては、適用が難しい場合があるため注意が必要です。
2. 穴あけ機能
「穴あけ」機能は、くり抜き処理後のモデルに材料の排出穴を設けることで、SLAプリンターを用いた際に樹脂が内部に溜まるのを防ぐ役割を果たします。これにより、造形の成功率が向上し、内部の樹脂を自然に排出できるようになります。
3. テクスチャ機能
次に「テクスチャ」機能です。これにより、モデルの表面に独自のテクスチャやパターンを追加することが可能になります。視覚的な魅力を高め、さらにはインジェクションモールドに似た手触りのパーツも作ることができます。ただし、複雑なテクスチャはソフトの処理速度に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
4. ラベル機能
ラベル機能の追加によって、モデルにシリアルナンバーやカスタム情報を刻印する作業が簡単になりました。これは、特に医療や製造業において、パーツの識別が重要な場面で役立ちます。特定のパーツの追跡が容易になり、後処理からの出荷までの管理が効率的に行えるようになります。
5. ケージング機能(SLS専用)
最後にご紹介するのが、SLSプリンター用の「ケージング」機能です。この機能は、小型部品や壊れやすいパーツを保護するためのものです。これにより、パーツの紛失や損傷のリスクを低下させ、安全に後処理を行うことができます。
システムクリエイトとは
株式会社システムクリエイトは、大阪府東大阪市に本社を構える企業で、主にものづくり企業向けのソリューションを提供しています。3Dプリンターや3Dスキャナーなどのツールの販売から、CAD/CAMソフトウェアの提供や技術サポート、さらには受託造形まで幅広いサービスを展開しています。1986年の設立以来、業界の発展に寄与してきました。
訪問者はこちらのURLから詳細情報を入手できます:
システムクリエイト公式HP。