クマヒラが新経理サービス導入で業務効率を大幅改善

クマヒラが経理効率化を実現した事例

クマヒラ株式会社は、全国的に展開する金融機関向け設備やセキュリティシステムを扱う大手企業です。近年、会計業務の効率化が企業の重要な課題として挙げられる中、同社は株式会社インボイスの経理効率化サービスを導入しました。この取り組みが、どのように請求書処理業務の改善に寄与したのか、具体的に見ていきましょう。

サービス導入の背景

クマヒラは、全国54の営業拠点を持ち、それぞれの拠点から毎月300枚以上の請求書が本社に送られています。このため、非効率な請求書処理が続いており、“月次決算の遅延”や“手作業による経費分析の非効率”という2つの大きな課題に直面していました。

特に月次決算の場合、請求書が拠点ごとに異なるタイミングで到着するため、すべてのデータが入力されるまで決算を確定できず、経営資料の作成にも支障が出ていました。また、複雑な請求書の確認や手入力業務は、バックオフィスの生産性に大きな影響を与えていました。

問題解決のための新たなアプローチ

クマヒラが新たに導入したのは、株式会社インボイスが提供する「Gi通信」や「OneVoice公共」といった経理効率化サービスです。このサービスの最大の特徴は、請求書を一括で受け取り、デジタル化することにより、作業の手間を大幅に削減できる点にあります。

特に、会計ソフトとの連携がスムーズであることが採用の決め手となりました。事前に部門コードや勘定科目コードを設定することで、必要なデータを容易に生成でき、全社的な業務の集約が実現しました。

導入後の効果

サービス導入後、クマヒラの請求書処理は大幅に効率化されました。それまで各拠点に分散していた請求書は、すべて本社で集約され一元的に管理されることで、迅速に経理処理が行えるようになりました。これにより、業務の標準化が進み、経費処理における解釈も統一されました。

さらに、ペーパーレス化が進行し、物理的な請求書保管の必要がなくなったことで、業務の効率性が向上しました。この結果、クマヒラは監査などの際も、スムーズに必要なデータを引き出せるようになりました。

経営における革新

クマヒラのこの取り組みは、財務・経理部門だけでなく、全社のガバナンス強化にも寄与しています。特に、15年以上にわたる安定したサービス提供を行うインボイスに対する信頼感は、企業としての経営リスクを低減させる要因ともなっています。このように、経理業務の効率化は、企業全体のパフォーマンス向上につながります。