ロバテックが新ホットメルトアプリケーター「Alpha S」を発表、持続可能性を追求した接着工程の革新

ロバテック、日本初のホットメルトアプリケーター「Alpha S」を発表

大阪に本社を構えるロバテックジャパン株式会社は、2025年4月1日に次世代ホットメルトアプリケーター「Alpha S」の販売を開始します。この製品は、コンパクトな設計ながらも、最大8kg/hのホットメルト接着剤を溶融する能力を持ち、効率的で高品質な接着が可能です。

スマートな制御システム

Alpha Sはロバテック制御システム（RCS）を搭載しており、操作が非常にスムーズです。多様なインターフェースにより、システムインテグレーション、制御、そして接着剤塗布の監視を簡便に行えるようになっています。このシンプルさは、ユーザーの利便性を考慮した設計であり、特に製造業界においては重要な要素です。

3つの特性

新製品のAlpha Sは、以下の3つの特性が特に際立っています：

1. 信頼性 - 99% 以上のシステム可用性を実現し、安定した運用が可能です。
2. 省スペース性 - 業務に必要な最低限のスペースで設置できるため、工場のレイアウトを最適化できます。
3. 安全性 - 安全性を重視した設計で、オペレーターの負担軽減と生産の安全性を向上させています。
エネルギー効率の高いコンポーネントの使用により、運用コストも削減できると同社の小型ユニットプロダクトマネージャー、André Laubacher氏は述べています。

開発に至る経緯

ロバテックジャパンが新たに開発したAlpha Sは、「新しいものと実績のあるものを組み合わせる」という目標のもと誕生しました。開発担当のMarcel Wey氏は、技術革新が顧客の競争力を維持するために不可欠であるとし、特にデジタル化の進展に大きく寄与することを目指していると話します。

伝統と革新のバランス

1975年に設立されたRobatech AGは、接着プロセスを環境に配慮したものへと進化させるべく、持続可能性とユーザーインターフェースの改善に努めています。80カ国以上で提供されている高品質なホットメルトアプリケーターは、その実績を確保しており、業界におけるリーダー的存在です。

このたびのAlpha Sは、他のAlphaシリーズ製品の基盤ともなるべき重要なモデルであり、今後のバリエーション展開が期待されています。