株式会社DriveX、5000万円の資金調達を実施
株式会社DriveX(本社:東京都渋谷区)は、加賀電子株式会社及びエンジェル投資家を通じて、総額約5000万円の資金調達を行ったことを発表しました。この資金は、同社のAIナレッジ基盤「IntegratorX」の開発を加速させ、さらに人材採用と組織体制の強化を図るために使用される予定です。
DriveXとは
DriveXは、「AI×事業創造力であらゆる事業をドライブさせる」というミッションのもと、企業のAIトランスフォーメーションや新規事業創出を支援する企業です。創業以来、製造、流通、アパレル、ヘルスケア、不動産など多数の業界に対して、AI活用による業務改善や新規事業の立ち上げ支援を行っています。
AI導入の現状と課題
近年、多くの企業がAI導入に向けた取り組みを進めていますが、以下の共通の課題に直面しています。
1.
データ活用の制約: MS365やGoogle Workspace以外のシステムに蓄積されたデータのAI活用が進まない。
2.
セキュリティ問題: 横断的にAI活用を行う際の権限やセキュリティがボトルネックとなる。
3.
非構造データの活用不足: 会社独自のフォーマットデータが既存のAIツールで取り込めない。
4.
高コスト構造: 社内AIエージェントの構築にかかるコストや工数が巨大。
IntegratorXの実力
DriveXが開発した「IntegratorX」は、これらの課題を解決するためのAIナレッジプラットフォームです。多様なシステム(ERP、SaaS、オンプレミスなど)と連携し、構造化・非構造化データを安全に一元管理できます。利用者は自然言語でAIを活用でき、業務に簡単にAIを組み込むことが可能です。
主な機能
- - IntegratorX チャット: 社内の全システムから生成AI幅を有効活用し、利用者が独自のデータを参照し回答を生成できます。
- - IntegratorX 議事録: 自動生成される議事録機能により、オンライン・対面の会議内容を迅速に記録し、関係者に即共有します。
- - IntegratorX エージェントビルダー: 自然言語でタスクを実行できる社内専用AIエージェントを簡単に構築でき、業務の効率化を図ります。
導入のメリット
- - 情報共有の促進: 部門を超えた情報を一元化し、迅速で精度の高い意思決定を実現。
- - コスト効率化: AIエージェントの内製化により、外部依存を減らし、開発コストの軽減が期待できます。
- - 拡張性: 小規模なPoCから全社の展開にスムーズに移行可能、リスクを軽減し持続的なDXを推進。
DriveXのビジョン
永田篤広代表取締役は、現代において「新規事業を創出する力」と「AIを活用する力」は欠かせない要素であると強調します。DriveXは単なるコンサルティング会社やAIインテグレーターではなく、事業の成功に向けてマーケットや顧客と密に向き合う企業です。今回の資金調達を通じて、より多くのクライアントに対して価値ある支援を行い、AIと事業創造の融合を加速させていきます。
加賀電子株式会社について
加賀電子は、顧客のニーズに応える形でビジネスを展開してきました。電子部品の調達から始まり、EMSビジネス及び情報機器ビジネスに進出した同社は、今後も業界No.1を目指し、持続的成長を続ける企業です。
まとめ
株式会社DriveXが新たに資金調達を行ったことで、AI基盤「IntegratorX」の開発や人材採用に弾みがつき、企業がAI導入をスムーズに進める環境が整えられる期待が高まっています。企業のデジタルトランスフォーメーションを加速するドライブエックスの今後に注目です。