北洋銀行によるフードロス削減の新たな試み
2024年、北洋銀行が開催したバイヤー向け商談会「インフォメーションバザール in Tokyo 2024」では、未利用食品サンプルがフードバンクに寄贈される取り組みが注目を集めました。このイベントは、道産食品の普及とフードロス削減を目指しており、今年もフードバンクひのくにとフードバンクびわ湖の2団体に食品が寄贈されました。
クラダシと北洋銀行の連携
株式会社クラダシが運営するソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」は、企業とフードバンク団体をマッチングし、寄贈を実現するための取り組みを行っています。今回の寄贈は、北洋銀行の協力を得て行われたもので、フードドライブとして未利用食品サンプルが集められ、クラダシが受取先のフードバンクと連携しました。これによって、生活困窮者支援や子育て家庭支援に活用され、「寄贈品によって生きる希望になった」という嬉しい声が寄せられました。
地域と社会への貢献
北洋銀行は2018年に「北洋SDGs宣言」を掲げ、地域の持続的成長を支援する活動を行っています。このような取り組みは、地域経済の発展や社会的課題の解決にもつながります。フードロス削減は、持続可能な社会の実現に向けた重要な課題であり、企業の社会的責任を果たすためにも不可欠な活動です。
クラダシの使命
クラダシは、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」をミッションに掲げ、フードロスの削減とフードバンク団体の支援に力を入れています。クラダシ基金を通じて、地域の食品関連事業者や災害用備蓄品を保管する企業とフードバンク団体をつなぎ、寄贈活動が行われています。寄贈の際、配送コストは提供元企業やクラダシ基金が負担するため、フードバンク団体の財政的負担はゼロとなります。
フードロス削減に向けた未来
北洋銀行とクラダシの取り組みは、日本全体のフードロス削減に寄与するものです。今年の商談会でも、道外での道産食品の認知拡大が図られ、参加企業からの支援と協力が得られました。フードバンクへの寄贈は、地域社会への貢献として重要であり、他の企業や団体もこのような動きに呼応することが期待されます。
株式会社クラダシは、コミュニティと環境に配慮した社会貢献活動を積極的に展開しています。彼らの努力が広く認知されることで、持続可能な社会の実現に向けた一助となることでしょう。今後の展開に期待が高まります。