TOKYO EPIC と脇康平氏が描く未来
TOKYO EPIC株式会社は、2023年より新たに脇康平氏を顧問として迎えることを発表しました。この決定は、AIとアニメの融合を目指す同社にとって、重要なステップとなります。
脇康平氏は、ゲーム・エンターテインメント業界での豊富な経験を持ち、セガやヤフーでの実績が光ります。特に、AI技術の活用については、オンラインチャットボットやプラットフォーム事業の推進に取り組んできた実績があります。これからは、TOKYO EPICが展開する「PocketANIME」などのAIアニメーション事業に多面的に関与し、成長を支えていくことになります。
脇康平氏のプロフィール
脇氏は、横浜国立大学工学部を卒業後、2000年にセガに入社しました。ゲームデザイナーとして「シェンムー」など数多くのタイトルに携わった後は、新規事業のビジネスプロデューサーとして、ゲーミフィケーション関連の事業を推進しました。2012年にはオンラインゲーム事業に異動し、スマートフォン向けの人気ゲーム「デーモントライヴ」にも関与しました。
2013年にはヤフーに転職し、ゲームパブリッシング部門を立ち上げ、2020年からはAIチャットボットの事業推進に取り組みました。2023年には自身の会社、リヴァイを設立し、2024年には株式をクリーク・アンド・リバー社に譲渡しつつ、引き続き代表取締役CEOとして活動しています。
脇氏とTOKYO EPICの展望
脇氏は「AIはアニメ制作における新しい筆となり得るが、物語を描くのは人間である」と語っています。また、日本のクリエイターがAIを活用し、独自の創造性で世界へ進出することが期待されています。脇氏はTOKYO EPICとの連携を通じて、その第一歩を踏み出すことを望んでいるとコメントしています。
一方、TOKYO EPICの代表である和田亮一氏も、脇氏の多様な経験が同社の新しいIP創出に役立つと確信しているとコメントしました。日本から世界へ、新しい物語を届けるために、共に歩んでいけることを心強く感じているようです。
TOKYO EPICのビジョン
TOKYO EPICは、AIを活用したアニメーション制作を中心に、独自のクリエイティブエコノミーを築くことを目指しています。短期間で高品質なショートアニメを制作するための独自開発のパイプラインを持ち、教育事業やオリジナルIPの創出など、幅広い分野に展開しています。また、2026年には京都で「World A.I. Film Festival Kyoto(WAIFF KYOTO)」を開催する計画もあり、今後の成長が期待されます。
脇康平氏の就任は、TOKYO EPICの将来をより明るくする重要な決断です。AIとアニメの新たな可能性がどのように広がっていくのか、今後の展開に注目が集まります。