『母の日参り-GIFT』
2017-03-15 11:00:25
母の日に新たな感謝の形を届けるアニメーション『母の日参り-GIFT』の魅力
母の日の新たな感謝の形を描くアニメーション
映像作家・奥下和彦氏が手掛ける新しいアニメーション『母の日参り-GIFT』が、日本香堂の取り組みによって公開されます。この作品は、長い歴史を持つ「母の日」をより深く意識させるために創られました。
「母の日」の起源は、アメリカで亡き母を偲ぶ一人の女性から始まったと言われています。日本においても1947年に「5月の第2日曜日」が母の日と定められ、今年で70年の節目を迎えます。この日は、母親に日常の感謝を表す“ギフト記念日”として多くの人に親しまれてきました。しかし最近では、この記念日の原点に立ち返り、亡き母の墓前を訪れる『母の日参り』の姿勢が広まっています。
日本香堂の調査によると、40代以上の男女における墓参実践率は、2007年から2014年にかけて約1.5倍に増加しており、母親を見送った世代が「モノ」ではなく「祈り」を贈る新たな文化の芽生えが見受けられます。この流れを受けて、日本香堂をはじめとする企業や団体が協力し合い、『母の日参り』の普及活動が行われています。
『母の日参り-GIFT』は、母と子の絆を一本の赤い糸で象徴的に描いた作品です。このアニメーションは、母と子の温かい交流を短い30秒の映像に凝縮したものです。映像の中では、贈り物には相手の喜ぶ顔があることに幸せを感じるメッセージが込められています。そして、たとえ贈りたい相手が先に旅立っても、自分の心を通わせるために「祈り」を届けたいという気持ちが表現されています。
映像の公開について
新作アニメーション『母の日参り-GIFT』は、3月15日から公開され、ウェブサイトやYouTubeで観賞することが可能です。映像には2種類のBGMバージョンが用意されており、それぞれ異なる感情を表現しています。これにより、視聴者は自分の思いに合ったスタイルで楽しむことができます。
奥下和彦氏の思い
映像作家である奥下氏は、「母の日」というと、子供の頃に母にプレゼントをした思い出を忘れられないと語ります。彼の作り上げた映像は、亡くなった母を想う心を忘れずに伝えたいという気持ちが強く、家庭の温かい愛情を双方向のものとして捉えることを目指しています。
彼自身が制作した「母の日参り」のロゴデザインにも、そんな思いが込められています。カリグラフィーを用いたデザインには、「母」という文字の中にハートを配置し、一本の赤い糸で温かみを表現。映像もまた、その流れを受け継いでいます。
結び
『母の日参り-GIFT』は、母の日の意義を再認識させることを目的とした作品です。この映像が多くの視聴者にとって、父母への感謝の気持ちや愛情を振り返るきっかけとなることを期待しています。そして、この新たな文化が国民に広がり、多くの人々にとって大切な心の橋渡しとなることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社日本香堂
- 住所
- 東京都中央区銀座4-9-1
- 電話番号
-