田園都市線の懐かしさを灯す照明器具「WA」が受賞
田園都市線の思い出を形にした照明器具「WA」が、国際的にも権威のあるデザイン賞、「FRAMEAwards 2026」の「LIGHTING部門」で年間最優秀賞を受賞しました。東急株式会社および東急電鉄株式会社が販売するこのおしゃれな照明は、かつて田園都市線で活躍した「8500系」の吊り輪を再利用したものです。
「FRAMEAwards」とは
このアワードは、オランダのインテリアデザイン専門誌『FRAM』が主催しています。毎年、世界中から応募された1,000件以上の作品が審査され、その中からインテリア、空間デザイン、プロダクトデザインといったカテゴリごとに優れた作品が表彰されるのです。そして、審査基準は「Innovation(革新性)」、「Functionality(機能性)」、「Form(形式)」、「Eco-Social Impact(環境や社会への貢献)」の4つ。今回の受賞は、特に「Eco-Social Impact」や「Form」に関して高い評価を得た結果として非常に嬉しいニュースです。
審査員の評価
受賞に際し、Urbanjobsの創設者であるムラト・デデ氏は、「既存の部材を巧みに活用し、細部にわたるデザインが素晴らしい」とコメントしました。彼はこのデザインが、アップサイクルという手法を用いて、元のオブジェクトの特性を保ちながら新たな命を与えた点が評価されたと述べています。これは単なる照明器具ではなく、懐かしい「8500系」のストーリーを感じることができるデザインなのです。
持続可能な取り組み
東急と東急電鉄は、資源の再利用を促進するために、事業で発生する廃材のアップサイクルを推進します。この取り組みは、循環型社会の実現を目指す一環であり、今後も持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
照明器具「WA」の特徴
照明器具「WA」は、日本人デザイナー赤崎健太氏とフランス人インダストリアルデザイナーAstrid Vanhuysenが共同で設計しました。デザインは、シンプルでありながら、スタイリッシュな仕上がりにこだわっています。販売価格は109,000円(税込)で、150台の限定販売となっています。光源仕様はE17系LED電球(電球色)を使用しており、消費電力はわずか1.2W。サイズは幅114mm、奥行120mm、高さ193mmとコンパクトですが、存在感は抜群です。これにより、お部屋に温かみのある光を提供し、来訪者を惹きつけることでしょう。
まとめ
照明器具「WA」は、田園都市線の「8500系」のバンパーを使用しているということで、懐かしさと新しさを兼ね備えた製品です。今後の鉄道業界においても、資源の有効活用が進むことが期待されています。特別なデザインを選ぶことで、インテリアにユニークなアクセントを加えつつ、環境への配慮を忘れないことも可能です。これからも「WA」の活躍に注目していきたいですね。