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味わい深い「献上博多織」展が福岡で開催

福岡の中心地、福岡三越で人間国宝の小川規三郎氏による「献上博多織」展が開催されます。この展示会は、小川氏自身の作品を中心に、彼の技術を受け継ぐ卒業生や、師と仰ぐ博多織元たちの作品も一堂に集結する特別な機会となっています。

展示の見どころ

今回の展示は小川氏の作品が過去最多となる見ごたえある内容です。福岡で初披露のオリジナル作品も展示され、来場者は人間国宝の技を間近で体感できます。特に、小川氏が数十年前から危機感を抱いて設立した「博多織DC（デベロップメントカレッジ）」からの70名以上の卒業生が、彼の伝統を受け継いで成長してきた成果を感じることができるでしょう。

また、展示会の会期中にはたくさんのワークショップやトークセッションも企画されており、性別や年代を問わず多くの方々に楽しんでいただける内容となっています。歴史ある博多織の魅力を余すところなく感じられるこの展示は、福岡市民はもちろん、全国から訪れる観光客にとっても必見のイベントです。

特別プログラム

展示会の中では、特に注目したいイベントがいくつかあります。7月10日（水）には小川氏自身がトークセッションを行い、“伝統産業の「産地」と「人」、未来にむけて”というテーマで、博多織の未来について語ります。また、7月13日（土）にも特別ゲストを招いてのトークが行われ、来場者はその貴重な歴史と展望を聞くことができます。

さらに、同日には浴衣にも似合う半幅帯の結び方を学べる公開講座が行われ、参加者は無料で技を手に入れるチャンスが得られます。このように、ただの展示会ではなく、参加型のイベントが盛りだくさんです。

大人から子供まで楽しめるワークショップ

展示会場では、博多織生地を使用したくるみぼたん作りの体験ができ、わずか500円で自分だけの作品が作れます。これもまた、伝統工芸を身近に感じる良い機会です。さらに、着物で来場された方々には、提携している14店舗で特別なサービスを受けられるプレゼントも用意されており、訪れる価値が高まります。

結び

人間国宝小川規三郎の博多織展は、福岡市内の人々にとって、地域の伝統文化を再発見し、未来の可能性を考えるきっかけとなるでしょう。この機会を逃さず、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。みんなで「献上博多織」の魅力を感じ、伝統の素晴らしさを再確認しましょう。

開催日時は2019年7月10日から15日まで、場所は福岡三越9階催物会場となります。詳細や参加申込は、一般社団法人伝統文化デジタル協議会の公式サイトでご確認ください。

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