開成学園の「学食ネット」とアヴァントの新しい取り組み
私立開成学園の生徒たちが発案した、モバイル注文Webアプリ「学食ネット」が、同校の食堂で導入されることになりました。これは、グループ会社であるアヴァント株式会社が継続的なサービス提供を行うことで実現するもので、開成学園の生徒たちが卒業後もこの便利なシステムが活用され続けることを目指しています。
サービス導入の背景
開成学園は、在校生徒数が2,000名を超える中高一貫校であり、生徒たちが昼食を取る際には食券機に長い列を作るのが常でした。この状況により、食事を取るための限られた時間が困難になり、多くの生徒が不便を感じていました。
3年生の秋山弘幸さんと2年生の周詩喬さんは、食券機の使用に関するアンケートを実施し、約60%の生徒が長い待ち時間によって食券購入を諦めたことがあることが分かりました。さらに、半数以上の生徒が十分な時間を持てず急いで食事を摂った経験があると回答しました。これらの課題を解決するために、彼らは「学食ネット」の企画と開発に尽力しました。
アヴァントがサービス提供者に
卒業後も「学食ネット」が存続するためにはどうするべきかを考えた秋山さんは、開成OBのSNSで相談を行いました。すると、偶然にもアヴァントの鈴木社長をはじめとする複数の企業から返信があり、相談が進みました。アヴァントの持つ信頼性や、セキュリティ面での確実性を考慮し、最終的に同社に依頼することに決定しました。
協力の内容
鈴木社長は、秋山さんからの相談を受けて、企画の実現に向けての助言を行いました。秋山さんは、食堂運営会社や決済会社との交渉を行い、プロジェクトを具体的な形にしました。アヴァントの技術チームは、その後のソースコードレビューやシステム開発の面での支援を行い、この新しいサービスが形になっていく過程を見守りました。
鈴木社長のメッセージ
鈴木社長は、秋山さんの企画力と周さんの開発力を称賛し、彼らの取り組みがプロのエンジニアとしても通用するレベルであると自信を持って語りました。彼は、今後お二人が優れたエンジニアに成長することを期待しており、アヴァントとしても責任を持ってこのプロジェクトを支えていくのだと強調しています。
会社概要
アヴァント株式会社は、東京都中野区に本社を構える企業で、システムコンサルティングやサービス企画・提供を行っています。また、2011年の設立以来、各種システム開発にも注力し、更なる成長を目指しています。今後も「学食ネット」など新しい価値を提供するサービスに取り組んでいくことでしょう。